2011.06.29
体験型学習の意義
佐藤賢太郎

先日、東京のある中学校の生徒が我が家に体験学習として宿泊した。その帰りの車の中で一人の生徒と話しました。その生徒のお母さんの実家が沖縄だそうですが、「将来沖縄に行き、こんな自然の中で過ごしたい」と言いました。

私は食事の時に食育についての話しや、私は決して順調な道を歩んできたわけではないが、今夢をもって生きている。また、友人の大切さなどを話し「みんなが体験したような体験型塾を作ろうと考えている」と言うと、「いいですね」とその生徒は目を輝かせていた。

こうした中学生と心が通じるときは嬉しい時である。今の世の中が悪いと言うより、日本を背負う未来の青年少年たちに新鮮な風を送ることが、私たち大人の役割であろうと思う。

私は「倫風」という冊子を購読していますが、とても参考になることが毎月掲載されています。

その冊子の中で、「日本人は海外から技術が高く評価されている、だから国民の科学力も当然高いと思っていた。しかし詳しく調査すると日本の学生は科学の記号や物理の法則など断片的な知識はあるものの、それを応用して新しい仮説を立てて立証し、独創的な理論展開する能力が乏しいことがわかりました」と古川 和は言っています。

勉強は受験のためと言うのでしょうか。さらに、「小川でメダカを観察することから命の大切さや自然環境破壊も学び、田植え体験から食育について学べます。体験型学習によって子供たちは新鮮な驚きを覚え、好奇心をもち、説明する能力を育てることができる」とも言っております。

こうした機会を提供することが体験型教育の意義だろうと思う。その意味においても、ぜひコスモ夢舞台塾を推進したいと願っている。