2018.12.05
作業内容1
北垣貴也 

コスモ夢舞台に来て4日が経ちました。今の時期は冬支度の期間らしく、雪が降ってトラックや作業場が使えなくなる前にと、一冬を越すための準備に追われています。 

佐藤さんの自宅では暖炉に薪をくべて暖をとっています。ガスファンヒーターや電気ストーブなど、スイッチひとつですぐに暖かくなるものもありますが、暖炉でとる暖かさには機械にはないやわらかく優しい火の暖かみがあります。

その暖炉ひとつで部屋中暖かいのですが、雪国で一冬を越そうと思うとやはり大量の薪が必要になるらしく、この4日間は初日の午前中草刈り機を使って林の中の草刈りをして以降、薪割りと薪運びに精を出していました。 

まさかりを振りおろしたりチェンソーを使ったり重労働にはなりますが、街中で普通に暮らしていては使うことの無い道具を使えたりそういった経験を出来る事はとても貴重で、苦労や大変さを知るとともに積み上がった薪を見ると達成感に包まれます。 

世の中にはもっと便利な機械があって人力での薪割りなど古いやり方なのかもしれませんが、そういうやり方にこそたくさんの知識や知恵が詰まっていると僕は思います。 

例えば今回も、直径50〜60cm程の太く大きな丸太も小さなくさびとハンマーだけですぐに半分になり、またその半分になり、大きな機械や強い力を使わなくても最低限の道具と知恵さえあればいいと学びました。とは言えやはり、普段使わない箇所の体を使うので筋肉痛は避けられませんが、便利な機械や物に溢れている今だからこそ古いやり方が逆に新鮮でここに来てからまだ日は浅いですがとても充実しています。


百聞は一見に如かず