2016.01.24
新商品を考える
佐藤賢太郎

 雪に閉じこめられる冬は、ものごとを考える絶好の季節です。

 苦労して無農薬の米を作っていながら、販売ルートができていないのはもったいないことです。時代は健康志向であります。テレビで宣伝されているサプリメントのようにお金をかけない方法で、考えています。若者が定住し、この食品が販売でき、収益が上がるようにしたいのです。勿論、体に良い食品、無添加であることは言うまでもありません。

 ちょうどそこに、「移住・定住・交流推進支援事業」の助成制度があるということを教えて頂き、それに向かい努力しています。具体的には、今あるもので商品化することが求められています。

 玄米、リンゴ、キウィ、クレソン、ミント、ハーブ、柿、ヨモギ、その他山菜や地産の食品を商品化するのです。その食べ物は乾燥させてパウダー化するのです。そのためにデザインのラッピングも必要です。

先ず、余っている無農薬玄米の商品化ですが、玄米を煎っておしゃれな袋に詰める。そのラッピングは袋かガラス瓶にして、私の作品をラベルに使うことを思いつきました。ごみを出さない、再利用ができる入れ物を念頭におく。何より美味しくて安心・安全、健康に良いことが一番です。ラベルのデザインは、今までの私の作品が無数にありますので、それを印刷すればいいのです。

炒った玄米は長期保存ができ、玄米を圧力釜なしに普通の鍋でも炊いて食べられます。水の量を多くすると玄米茶になります。お茶を飲んで、その後に玄米ご飯を食べてもいいです。一石二鳥となります。また、玄米餅はとてもおいしくて、すぐに食べられます。それも加工して作ります。玄米の食べ方のレシピも教えます。

 さて、今年はパンにも挑戦します。先に述べた食べ物をパウダー化してパンの生地に入れるのです。勿論ドライにして袋詰めにすることも予定しています。大量に作らないこと、若者が田舎で暮らせるように、経済的生活基盤を作るためです。それは農場のベンチャービジネスであります。当然ながら、働くだけでなく、昔で言う祭りを入れる、イベントを入れて生き抜きをする。

 ところで、やはり確実な販路がないと、このプランは成り立ちません。仲間の中に、この分野の得意な方がどうも見当たりません。 

そこが得意な方の力を借りて、共に豊かになるための暮らしをデザインしていきたいと考えています。