2011.06.07
新たなビオトープつくり進行
佐藤賢太郎

月に入り、今までに無かったビオトープ作りがはじまった。それは今までビオトープ作りは会員や賛同者でこなしてきたが、幸いなことに今年合併市町村の住民活性化事業が予算化され、業者に入っていただいている。

機械類も使わない、私たちの手作業では限界があった。業者はユニックにユンボ、手作業にと全てに慣れたもの上手に仕上げている。年月とともに仲間も年をとってきている、地道に積み上げてきた労力、精神力も昔のようにはゆかなくなっている。できれば、早くコスモ夢舞台の完成実現を見たいものである。そのために業者の参入はとてもよいタイミングだと思う。

将来と言っても、来年には田んぼ夢舞台公園完成を目標に準備をしている。田んぼのあぜ道を石畳敷にして、シューズで散策できる歩道。山や川を見ながら、水辺に棲む小さな生き物と触れ合う、そして野外アートを見学のできる田んぼ夢舞台公園である。

この完成には強い意志と夢、そして賛同する仲間もいなければ絶対できないことであった。

既に未完成ながら、時折石畳を散策して写真を撮り、作品を楽しみながら訪れる方も見受けられる。これも石畳を敷いていなければ決してあぜ道には踏み込めなかっただろうと確信する。ここで新しいビオトープの取り組みに触れ、安全な食を考え、故郷の原風景を楽しんでいただけることになると期待している。

この度の未曾有の大震災に遭遇して、私たちはどのような歩み方をしたらよいのだろうか。我われの田んぼ夢舞台公園が、そうした思索を重ねる絶好の空間になればと願っている。

そんな意味からも、ぜひ新たなビオトープつくりへの積極的な参加をお願いしたいと思う。