2012.10.16
Gホームとコスモ夢舞台
森 紘一

 夜明けの雨がウソのように止んで、曇り空からは時折晴れ間が見える。10月13日(土)は第9回里山アート展のオープン、田んぼ夢舞台祭りの開催日である。イベント日は必ず晴れという我われの神話は生きていた。

 当日、アート展作家の皆さん、東京ブロックの参加者、地元会員の皆さんは、早朝から作品設置と会場設営に大忙しだった。新潟大学の皆さんが早朝に到着されることは佐藤さんから伺っていたが、田んぼに近づく20名を超える明るい笑い声は我われへの力強いエールのように響いてきた。

 Gホームの皆さんの作品設置、蓮池や水芭蕉池の畦道清掃、草刈りと学生の皆さんもそれぞれに慣れない力仕事、野良仕事に戸惑われたこととおもいます。が、尻込みする様子もなく、むしろ進んで楽しそうに動く姿に我われもホッとしたものです。佐藤さんの台詞ではないが、「動いてこそ感動にめぐりあえる」のです。

稲刈りの済んだ田んぼの夢舞台ステージは、地元の皆さんにとっては年に一度の晴れ舞台ですが、学生の皆さんの拍手と声援も大きな励みとなったようです。皆さんの合唱やドジョウ掬いに参加された学生さんに大きな拍手が起こったのは、そんな気持ちの表れだったようです。

「和彩館」での親睦会でも、若い皆さんが積極的に話しかけてくださることに、出演された地元の皆さんや作家の皆さんも大変好印象をもたれたようです。

コスモ夢舞台は、今年でハード面の作業を一段落させて、来年以降はソフト面の充実を図っていくことになっています。コスモ夢舞台を継続的に維持運営していくには、地元の皆さんの協力と若い仲間を育てていくことが必要不可欠です。

さまざまな意味で新潟大学Gホームの皆さんを軸に、若いエネルギーやアイディアをいただきながら交流を深め、地元の皆さんと一緒に我われも勉強を重ねていきたいと考えている。

来年は里山アート展が10年の節目を迎える。できればGホームとコラボして、面白い新規軸を打ち出していきたいと願っている。