2011.01.10
「田舎と都市を結ぶフォーラム」を考える4
(農と特産)
佐藤賢太郎

他所には有名な特産物があるが、阿賀町にはこれという特産物がない、とよく言われている。私はそうは思わない。地元でとれる食材で創意工夫をすれば特産品になるということである。肝心なことはビジョンを持つことで、特産品でも同じことであると思う。

地域振興座談会でも、豊実に食の特産があるといいという声があった。現実的になると人があまり来ないところで販売するには、第一に保存ができなければならないことである。そして、この豊実の自然を感じとれる味があるかどうかということであると思う。

その候補としては、日持ちがして、お土産になるものとして笹団子がいいのではないかと家内は言った。それには冷凍庫と材料の倉庫、そして地域の協力スッタフが必要ですが、何とかできそうであります。

そして石釜で焼くピザ、さらに挑戦としては玄米パン、これらは都市で経験のある専門家の指導を受けながら、徐々に豊実の特産品に育てることができそうです。

さて、食材の農は、玄米、クレソン、山菜、野菜と身近なところで努力すれば手に入れることができます。安心安全、健康に良い食材資源はここにあります。大事なのはなぜその食材を使うのか、そのビジョンを明確に持つことです。それがないと続かないと思うからです。

都市との交流では、ぜひこうした点を留意しながら話し合いを進めていきたいものです。