2009.02.06
今に夢をつくる
佐藤賢太郎

コスモ夢舞台の実践に、今年一番、1月28日に建設担当の大野さんが和彩館の梁の補強に来てくれた。ものすごい創造力を感じる。もちろん私も手伝いました。室内が以前に比べ重厚になった。後日藤野さんが、ようやく黒米が出来上がりましたと籾摺りを届けてくれた。これからの、小さいながら農の夢の実践である。

  昨日は、加藤さんが仕事の帰りに立ち寄ってくださった。滔滔亭と土蔵に外灯がなく、夜は歩くのに不自由していた。「気になっていたので取り付けにきた」という。資金のない私には本当にありがたいことです。せいぜい、黒米をお土産に差し上げるくらいであります。この仲間たちはなぜ実践に動くのか。関東の仲間が集まって、提案をしても誰がするのという話もあったそうですが、ともかく、今まで皆さんで話し合い、参加できるところで動いてより前進してきた。

このところ阿賀町役場からは、和彩館を地域の旅館と連携してもっと生かせるようにと提案をいただいている。13年間、仲間と積上げて来たその成果だと思う。

懇親会はいいことですが提案の後に小さくとも行動することがより大切だと思います。。

  世界中が不況にあえいで、今までのように経済が回らない、そのため即リストラを断行する社会になった。グローバル化で国際競争力をつけるために、2004年に労働者派遣法も改正されてのこと。世界中がともかく勝つことと、効率優先になってからのことであるに違いない。

  食料自給率が日本では、農業の専門家のある方は20パーセント台と言う。先進国はほとんど100パーセントに近く。これでよいのか。こうした時代にあって、私は人生を趣味や消化試合のように終りたくない。

 地方過疎化の歯止めはかからない、都会はリストラにおびえる。片や、やたらにバブルのようなお金を獲得する人たちもいる。こうしたことを知りながら、自分になにができ、どうすればよりよい人生を構築できるのか。そこで、コスモ夢舞台にできることで挑戦してゆきたい。

 自然の摂理、循環を意識し、あるものを生かし、必要な分だけいただく生き方のなかで元気な生き方、自立を目指すことです。
 
 今年は新潟県でジャパントゥディの写真展もあり、EU・ジャパンの事務局長さんと電話する機会が多くなった。各地に出向いたとき、コスモ夢舞台の存在を宣伝して下さっているようです。コスモ夢舞台が仲間内のサロンに終わらず、今の時代に存在意義があるようにと願ってのことでしょう。また、他にこんな風に頑張っている人たちもいると教えてくださる。事務局長さんは、「所得が少ない人たちのほうが、夢があり元気があるようにさえ思える」と言っておりました。