2010.06.09
創造プラン2
佐藤賢太郎

皆さんは猿丸太夫の百人一首にしても、安倍能成の詩にしても、文学的にあるいはどのように楽しむのでしょうか、私はこれをどう活かすかというところに重点を置いています。つまり地域創造を考える私は、それをどう組み合わせるかというところに関心があります。古来の歌や碑に、どう関心をもたせ活かすかというところには創造する楽しみがあります。

さて創造的プラン2として、今年は必ず、全てではありませんが田んぼのあぜ道に茨城県笠間の石を使い石畳を敷きます。田んぼ夢舞台祭りの舞台やビオトープつくり見学の道になるでしょう。実現すればこれは画期的なことです。ここは多くの人が見物する場所になります。果たして、どんな反響があるでしょうか。変わったことをするものだとか、金持ちの道楽と見るのでしょうか。行政の方にも見ていただきます。このような取り組みを、目で見てもらうのがコスモ夢舞台を理解していただく早道だと思っています。価値観の違うところから発想は生まれるものです。

もう一つ悠々亭の森林美を手がけています。間伐はすべて終わってはいませんが、今までとはまったく違う空間になりつつあります。林のあちらこちらに、紅葉が浮き立つように手入れをしました。この秋はどんな風情になるか、楽しみであります。ともかく今は、杉の木が垂直に並んだ森林に光が入り、それは美しい景観になりました。そして渓流の馬取川が蛇行する姿も現れました。これならやがて、悠々亭に入館料が設定されてもおかしくないでしょう。それほど、手入れの行き届いた空間になりそうです。         

  そして、そこでは山女魚釣りもできるでしょう。むかしは小学校に通う道であり、馬取に行く人は川沿いを歩いて通っていたそうですが、その道跡を何とはなしに発見しました。悠々亭は、まさに自然を取り込んだ庭園なのです。