2006.07.11
西会津国際芸術村を訪問

前々から行ってみたいと思っていた西会津国際芸術村を佐藤さんと訪ねた。豊実からは40分くらいかかったであろうか、思いのほか近かった。

3回縄文の風シンポジウムも近づいてきたが、例年と違って11月のイベントと分離して行うため、関東方面からの参加も多くは期待できない。さらに、佐藤さんのギリシャ行きもあって、参加者の人数の方が気にかかる。
ギリシャでの成果報告とシンポジウムのお知らせを兼ねてという意味合いもあった。

事務長のSさんにお会いした。シンポジウムのことは記憶されており、いま、リトアニアから来ている作家2人のうちの1人と一緒にお出でくださるとのことであった。

ギリシャからの手紙はHPで読んでおられたそうだが、外国人受け入れ側として常日頃、ご苦労されているだけに、直接本人から聞く話は身にしみて感じるものがあったようだ。

今回のギリシャ行きが、言葉の障害をはじめ数々のトラブルがあったにも関わらず、何故、成功裏に終わったかという点について話しあった。
他の作家より早く行き過ぎたということも結果としては良かった。何といっても、副市長のリオシス氏が芸術について憧憬が深く、自らが先頭に立って気を配り、熱心にお世話してくださったこと。
また、作家としては、日本人の代表として明るく、積極的に親善、交流に努めた点。当初の約束どおりに良い作品を残すことに誠忠した意識の高さ。これらに要約される。  

これらの点について、外国人作家、お役所の人、地元の方々に是非、聴いていただきたく、8月20日午前10〜11時「ギリシャ奮戦記」ということで、西会津国際芸術村において講演会をお願いしたいということになった。

余談になるが、リトアニアの作家2人との再開場面での佐藤さんの様子が違っていた。
もともと物怖じしないタイプではあるが、大きな声とジェスチャーたっぷりで自身に満ちた表現、内容は単語を並べているだけのようにも思えたが、何しろ迫力があった1ヶ月間のギリシャでの生活の成果が十分に発揮されていた。

帰りがけ、翻訳のお世話になった会津の酒の醸造元・S社長をお尋ねしたが、お留守であった。
さらに、その勢いをかって、地元の区長さん宅にあがり、地元へのシンポジウムのお知らせを再度お願いした。(K.M)