2006.07.25
奥会津書房訪問

不思議なご縁で知り合った日本一山奥の出版社・奥会津書房の遠藤編集長を尋ねた。
この度の佐藤さんのギリシャ行きを推薦してくださったのが、遠藤さんであり、そのお礼と報告を兼ねての訪問である。

只見川名に沿って長いトンネルをいくつも抜けて登っていくと、名前の通り、山深いところに、とんがり帽子の屋根の建物が見えてきた。町の温泉館後らしい。
尖った屋根は、いかにも冬の雪の深さを感じさせられる。建物はかなり年季が入っている。あちこちに、キケンや使用禁止の張り紙がしてあるが、それが気にならない。勿論、木に囲まれ、緑の中にあることもあるのだが、なぜか落ち着く。編集長以外に、2人の女性と1人の男性の方がいらっしゃったが、「いき方」そのものが醸し出す雰囲気なのだろう。

HP上で見るギリシャからの手紙の展開を心待ちにしてくださったという。
コスモ夢舞台の話に移った。一度しかお見えになったことがないのになぜここまで深く理解できるのかと疑問に思っていたが、帰り際にいただいた奥会津書房の紹介記事を読んで納得できた。

最初の3年間は、地域づくりサポート事業の予算から助成金が出たが4年目から自分たちの力だけでやろうと宣言した。一冊も出せない厳しい年もあったらしいが、後世の人に残せる本ものをと出版し続けている生き様はコスモ夢舞台と重なって映るのであろう。
毎日新聞に掲載された遠藤さんの文を紹介させていただく。(K.M)