2019.2.17
雨降って地固まる?
佐藤賢太郎

 カセンのことで問題が起こり、そのことについて、いつか話しますと言いました。それはこういうことです。
 我が家にはワーキングホリデーの20歳の女性が二人いて、血気盛んな男性25歳のカセンがいます。彼女たちはカセンに関心があるように見受けられます。カセンは二人をとても可愛いと思っています。
 ある日、20歳の女性の一人が酒に酔って立てなくなりました。力のあるカセンは腕に抱えて、その女性を部屋に連れていきました。
 家内はその行為をやめなさいと言ったが、カセンは聞かなかった。そして、部屋から離れないで面倒を見ていた。そこで私は、大声で「やめなさい」と厳しく叱った。カセンは離れたが、彼も私の注意に怒ってしまった。そんなに私を信用しないのかというところであろうか。
 深刻な事態となった。その後、私をにらみながら話していた。日本の文化と育ちの違いかもしれないが、そんなの関係ない、人間は心であるとカセンは言っていた。
 私は心穏やかではないが、言うことを聴けないならカナダに帰りなさい。私が支援しないなら町役場も支援できないだろう、と言った。
 私と家内は問題が起きたら大変なことになるから、カセンの行為を止めたのである。カセンは親切、優しさのつもりであろうが、私たちには責任があるので、見て見ぬふりはできません。
 私はカセンが必要です。しかし言う事が聞けないなら、これ以上はやめましょう、いつでもその覚悟です。
 ところで、私が日本語で言っても通じません、片言の英語でも通じません。彼は聞く気がないのです。そこで私より英語が話せる女性に私の気持ちを言ってもらいました。
 カセンは「ここに居たい」と言っていたそうです。
彼がそのつもりなら、私は歩み寄ろうと思いました。


 その後カセンは、日本語で紙に書いて私たちに自分の気持ちを伝えてきた。
 「昨日と今日、私はわがままになりました。女性だけの部屋に入りました。
私は先生とマキ子さんを怒らせた。私は二人の女性を泣かせました。
私は恥ずかしい。すみませんでした。」 カセン

 その翌日、私は足が痛いと言うとカセンが温泉に行こうと提案、カセンの気持ちを
受け入れることにしました。

  毎日がドラマのような展開です。今度来るWHの皆さん、
読んでいますか? 私は何事もはっきり言います。そのつもりでお越しください。

 お互い理解し合うには、多少時間がかかると思います。

 
 百聞は一見に如かず