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時代の変化を知る
松本 彩

 今日はそば粉を臼石でするという作業をしました。私が普段食べている蕎麦は既に麺となっているものが多く、それは機械で加工されているものがほとんどです。しかし大正の時代までは臼石ですり、人の手で加工していたそうです。そのことを聞いただけでも時代の変化をとは大きいものだと感じました。
実際のその作業を行うと見た目よりも大変で難しかったです。私は今日体験するまで本来の蕎麦の作り方を知らなかったのでとても良い機会だったし、市販されている蕎麦と人の手で作る蕎麦はとても大きな違いがあると思いました。
このような体験をすることで私の身のまわりは便利で溢れているということを痛感します。
しかしその社会に埋まるのではなく、時には昔の料理や考え方を勉強したり体験することで、私は自分の身の周りのたくさんの者や人に感謝をするのだなと思いました。


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味噌は万能でも作るのは大変
松本 彩

今日は味噌を袋詰めしたり、入れ替えたりする作業を行いました。私は普段味噌を使った料理で特に味噌汁を食べていますがどの味噌も市販されているものです。
佐藤さんのお宅では味噌を手作りで作っています。テレビなどで味噌の手作り工場の映像などは見たことがありましたが、実際に見たのは初めてでした。とても大きなバケツが何個もあってその中に味噌がたくさん入っているのを見たときはとてもびっくりしました。 手作りなので一つ一つ色も違って、熟成させている年数も違いました。私が味噌をつくる体験まではまだ日にちがありますが、今日体験したことだけでも味噌を一から作るということはとても手間暇がかかり大変だということを、身をもって知りました。
しかし、一から何でも作ることでいつも食べている食事がより一層美味しくなるのだなと思いました。これからいろいろな体験をすることでそのように感じる機会が多くなると思います。だから、これからも一つ一つのことに感謝して過ごしていこうと思える機会となりました。


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地方の外国人受け入れについて考える
松本 彩

今日は地方の外国人の受け入れについて考える機会になりました。私は千葉県に住んでいるということに加え、東京の大学に通っていることもあり、外国人がいることは私の身の周りでは普通です。例えば地元のコンビニの店員さんはほとんどが外国人ですし、大学には留学生がたくさん来ています。しかし地方の高齢者にとっては見たことがない人がほとんどです。だから地方に住んでいる人が外国人を簡単に受け入れるのはすぐに出来ることではないのです。
私は話している時にも出てきましたが、言葉の壁というものは一番大きいと思いました。留学生と交流する機会があったときに「なぜ日本人は英語をペラペラと喋れないのですか?私の国では高校卒業をした人なら日常会話は容易に出来ます。」と、言われたことがありました。私は確かにそうだと思いました。国際化が進む中で日本の英語水準が低いという結果が出ています。私も英語を話すことができません。今はこのような現状を受けて政府は2020年から小学校からの授業義務化を開始することを決定しました。私は小学校の先生になることが目標です。だからこの問題は私にとって大事な問題です。だから私は英語を文法だけでなく、楽しく学べるような授業開発を出来る教師になることを目標にしています。そして、もし留学生の国のように高校卒業レベルの人なら日常英会話をすることが出来れば、この言葉の問題も何十年後になるかは分かりませんができるようになると思います。
このような事を考える機会ができたのはこのコスモス夢舞台に来たからだと思います。佐藤さんのお宅ではたくさんの外国人を受け入れています。私も留学生と交流する機会があるのでここでの残りの生活を大事にしながらどのようにコミュニケ-ションを取っていくのかということを考えていけたらよいと思っています。


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卵焼き!!
松本 彩

私は自分の家では全く料理をしません。しかしここでの生活は三食すべてをマキ子さんと一緒に作ります。料理をするときのマナーもたくさん教わっています。
その中で私が一番印象に残っているのは「卵焼き」です。私は卵焼きも作ったこともありません。いざ挑戦してみると本当に大変でマキ子さんのアドバイスを受けていなかったら大失敗の卵焼きができていたと思います。
卵焼きが作れるようになったことはすごく些細なことかもしれませんが、私は卵焼きが作れてとても大きな達成感を得たことに加え、母に今更ながら感謝の気持ちにいっぱいになりました。三人兄弟の母で働きながらも毎朝卵焼きの入ったお弁当を作ってくれていたことは本当に大変な事だったと思います。帰ったら改めて母にお礼を言って卵焼きを作ってあげたいと思います。
このような事を思うのもここでの生活が無かったら思わなかったと思います。本当に感謝しています。残りの時間でたくさんのことを学んでいきたいと思います。

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交友関係が一番大事
松本 彩

佐藤さんのお宅ではたくさんの物が届きます。それは千葉からだったり屋久島だったりととっても遠いところから届いています。その沢山の食材と佐藤さんが自分たちで作った食材を使って美味しいご飯を作っていただいております。たくさんの食材が届くのは佐藤さんの今までの交友関係からきています。私はこのような関係は素晴らしいと思いました。たくさんの人と交流し信頼関係を築き、助け合いの関係が続いていくということはなかなか出来ないことですし、すぐに出来ることではありません。そのようなことが出来るのは佐藤さん夫婦の今までの立ち振る舞いや人柄から来ているものだと思います。私も見習いたいという部分がたくさんあります。自分の身の周りの交友関係を見直し、濃い信頼関係を少しずつでも築いていきたいと思います。


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薪割りでスッキリ!!

松本 彩

今日はWHに来て初めて薪割りをしました。佐藤さんのお宅では薪ストーブを使っているためたくさんの薪が必要になります。たくさん薪があったのにあっという間に無くなるのを私は見てきました。だから、なぜ薪ストーブを使っているかわかりませんでしたが、使っているうちに薪ストーブは一般家庭の物より一段と暖かいし、生活で出たごみも燃やすことができ、環境にも優しいと思いました。
いざ薪割りをしてみると、太い幹を割るのは大変で、何回も何回もハンマーを入れて割れ目を入れていきました。初めて薪が割れたときは達成感に包まれるとともにとてもうれしかったです。しかし、たくさんの薪をつくることはとても大変で途中からは右腕が痛くなってきました。その時に前から言われていた「なんでも準備が大変なんだよ」という言葉を身に染みて感じました。
ここにきて本当に準備が大変だということを身に染みて感じています。しかし、その準備をするからこそ得るものも大きいのだということも分かりました。あと二日間も精一杯頑張っていきたいと思います。

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自分の夢に繋げる
松本 彩

私は松本彩でございます。まずこの2週間、本当にありがとうございました。
私は今まで友達もいないたった一人の状態で2週間人様の所にお邪魔をさせていただいた経験はありませんでした。
最初は本当にやっていけるのだろうかと不安な部分が大きかったことが本音でしたが皆様の温かい人柄のお蔭でいつのまにかそんな気持ちはなくなっておりました。
私にとってこの2週間は本当に学びと勉強の毎日でした。まず朝起き会で読まれる著書は素晴らしい生き方の人ばかりで私も見習わなければならないことが多くありました。また、倫風の本を読むことも私が知らない世界の問題やたくさんの人の考えばかりでした。たくさんの教養を身につけさせていただきました。
そして皆様と一緒に生活を送っていく中で礼儀、挨拶、料理などの広い領域にわたって様々なことを学びました。このことはほかのワーキングホリデーの場所では絶対に学べていなかったことだと思うので私は本当にここに来れてよかったと実感しました。とくに卵焼きを作れるようになることが出来て嬉しかったです。帰ったら母に今までの感謝の気持ちも込めて作って、驚かせようと思います。
そして労働面では私がやったことのない仕事ばかりでした。それは私が普段している飲食店アルバイトや塾講師のアルバイトとは違い自分で考えて行うものばかりでした。佐藤賢太郎さんは仕事を教えてくださるとき、「なんでも考えて行動するんだよ」とおっしゃっておりました。私は最初分からないことだらけで慌てることもありましたが、冷静になってその仕事を続けてこなして、広い視野で見ていくことで、考えて行動するということが少しでもわかるようになったと思います。
私は何年続けるかは分かりませんが将来小学校の先生になることを決めております。そのために子どもたちに私の経験の話をして少しでも視野を広げてほしいと思ったのもこのワーキングホリデーに参加した理由の一つです。最近の都会の子どもたちはすました子ばかりです。学童のアルバイトに行って話そうとしても慣れるまではなかなか口を開こうとはしないし外遊びになっても半分以上は出ません。一方でスマホを使ってネットの中だけのコミュニティをもってトラブルになってしまう子もいます。それが現代の子どもの現状です。私はそれでは絶対に良くないと思います。外に出て元気に遊んで、たくさんの人と話したり経験をすることで社会性を身に着けていくことが子どもの成長にとって一番大事なことだと思います。私はこのワーキングホリデーで子どもたちに何を学ばせるのか、たくさんのヒントを頂きました。人生は勉強だということも学びました。これからもたくさんの経験を経て何を学ばせるのか具体的に見つけていきたいと思います。千葉に帰ってからも精進することを忘れず日々生活していこうと思います。本当に2週間ありがとうございました。

 










































































































  
 百聞は一見に如かず