2019.2..20
ワーキングホリデーを選択して
首藤悠河

私は去年の4月から大学進学のため東京で1人暮らしを始めました。東京での生活は、学校に行き、バイトをし、家に帰る。時間があれば、友達と家でゆっくりするか、観光地を巡る。毎日がその繰り返しでした。今まで福島の小さな田舎町で暮らしていた私には、東京でのこの生活が楽しいと感じる反面、なにか物足りなさを感じていました。ある日、いつも通りSNSを見ていると、ふるさとワーキングホリデーの広告をふと見つけました。そのサイトに掲載されている受入先は、それぞれが魅力的でした。すべての受入先を見た私は、「自然と向き合い外国人と交流する」というコスモ夢舞台のスローガンに1番興味を持ち、応募しました。
いざ受入先に行くと、私のイメージとは異なった、一軒家だと思われる小さな建物でした。代表の佐藤さんに活動の説明を受けると、ここでの生活は楽ではないことがすぐにわかりました。朝早くから活動をし、毎日仕事内容が変わると言われた時、不器用な私は少し不安が募りました。ですが、それと同時にここでの生活は私を大きく成長させてくれると確信しました。ワーク初日、朝ご飯の前に、佐藤さん夫婦、カナダからワーキングホリデーをするために滞在しているカセンさんと共に、早起きをし、勉強をしました。早く起きることは、私にとって大変なことでしたが、眠気よりも朝早くから勉強をしたという充実感に、私は満たされ
ました。ワークとして行った初めての活動が、空き家となった家のお風呂を修復す
ることでした。この家は現在、カセンさんの暮らす家です。つまり私が行うワークは、
人が暮らせるように現在あるものを、自分たちでリフォームしていくことであると私は
感じました。このような活動をしているのは、少なくとも東京で生活してからは聞い
たことはありません。このような仕事を任されたことで、ここを選んでよかったと改めて
感じることができました。今日はワークの2日目です。残りのワークできる日数は、
10日です。短いですが、ここでしかできない経験をたくさんし、これからも学びの
ある生活をしていきます。



 
 百聞は一見に如かず