2007.01.08
農の営みから

これは仲間から読んでみてと、送ってきてくれた本のタイトルです。
今年コスモ夢舞台シンポジウムのテーマの一つに農を計画していますが、国の農政策も転換するようです。
これは過疎における地域活性化とつながる事でもあり、荒廃する一方に歯止めを掛ける自然環境保全にもつながっていると思います。
国は大型農業担い手だけを対象に補助する考えらしいのですが、そうすると豊実のような山村における農業は益々魅力もなく、次世代の担い手もいなくなる、自然保全の失われる事になるのでないかと危惧されえます。

さてこの本をさっと読んで私が理解している所しか語れませんがここがいい、共感できるところを上げてみたいと思います。
農業生産性の特殊性 どこの国でも農業には補助金がつぎ込まれている、日米では変らず生産の為に補助金を出しているがEUでは環境と調和のためにと変ってきた。このことは共感するところがある。
又工場のように同じく農業生産性を挙げようとすると弊害がおきる。農薬や化学肥料を多く使う、或いはBSE狂牛病などなど。パソコン生産価格が10年前と考えられないほど安くなったが農産物はそうならないというということ。
また農業担い手が少なくなっている日本に参考になると思う事。EUでは農業に就く人、就労金として200万円出す、農家民宿には無利子で融資し、サラリーマン並みの年金保証との事も特筆すべきだと感じた。

農村風景として書いていた。伝統的な農家では移住空間、仕事空間、接客空間は分けられないものとして存在していた。農地も同じような性格をもっているものとして感じられると。
ここで労働、接客は作物を育てて楽しむ空間に考える。そしてこの実行のために日曜農家も必要でないかと言っている。
この感じ方についてアメリカでは労働は富名声のための日本人は生きがいとする考え方の違いがある。
団塊世代といわれる2007年以後、定年後社会に貢献できない事が不安になる退職者がいるが、今後の生き方を考えるになるのでなかろうか。
(佐藤賢太郎)