2007.02.07
津軽圭助ショー見学 

初めて津軽圭助ショーを見学行った。家内や母は何度も見ているようであったが、私は仕事が忙しくて、年寄りの娯楽のようなものは見ている暇はないと思っていた。一座のすごさは月岡温泉の冠月という温泉ホテルで19年間連続公演し続けている。しかも2ヶ月3ヶ月ロングラン連続公演、休みは週一日だけ。これだけ人をひきつける魅力があるのはすごい。 普通に考えると3日間がいいところと思う。
  私は何せスローライフに入ってしまった田舎暮らし、仕事仕事と行かなくなってしまった。そんな中で圭助さんの奥さんと朝起会でお会いするようになり、一回ぐらいは行って見ようと仕事を休んでおばあちゃんたちとバスに乗って冠月へ参りました。

一流の津軽三味線弾き、一流の民謡歌手、一流のしゃべりに笑わせてもらった。テレビで見るより良い、笑わせるためのネタ間合いを感じた。津軽じょんがら三味線はすごかった。民謡歌手は座長と若き女性歴代民謡王座受賞者。みんなテレビに出るのが一流と思ったら違う。ホンモノはここにもある。なにせざちょうの生き方がすごい。金もうけには走らない。喜んでいただけるところにははせ参じるようです。あるとき北海道の貧しいところに招かれて、終わってお金をいただいたが、あまりにも貧しくてお金はもらえないと収益金を全て返してきた座長でもある。奥さんが「福を呼ぶ男」と本を出版していろいろとエピソードを書いている。

ショーが終わってお連れしていただいた神田八郎さんのはからいで、座長、奥さんと一室でお話しをする時間をいただいた。
  座長との話は有意義であった。私は「お疲れ様でした、今日はありがとうございました。大変でしょうと」言うと。「柔くないね。毎日というのがきつい」午前10時からとなると5時におき風呂に入ったり散歩したりジョギングしたりして声帯を調整するそうです。津軽民謡を歌うと、その声帯は野球でいえばピッチャーが投げた後腕がパンパンになってしまうのと同じそうです。ですから一日一回しかできないそうです。そしてその厳しい津軽民謡でないとお金にならないそうです。演歌歌手など負けてしまう音声量です。民謡歌手は演歌も歌えるが、演歌歌手には民謡は歌えないようです。

  すでに私のことも話に聞いてくださっているようで「忙しいですか」と聞いてくださり話しがはじまった。テレビに出た歌手は落ちると行き場がなくなってしまうそうです。私たちは又どさまわりをすればいい、其れができなくなると言うのだ。きっとプライドが許さないのでしょうか。名を知られると言う事は絶対に落ちられないのでしょう。芸能界の裏を見た感じであった。
  売れっ子一座であっても衣装は4000万円になるのかと言うほど大変な資本もいる。決して楽勝には行かない。あんなに安く見学させていただいたが、都市ではあの3倍以上の料金だろう。

  最後に一度圭助さんの力を借りて地域おこしのショーを豊実でしたいと申しましたら、いいですよと受けて下った。なにせ圭助が来るとなると宣伝しなくとも人が集まると言う有名人です。果たしてこの続きはどうなるか。(佐藤賢太郎)