2007.04.13
現代の教育に思う1

私は大学を卒業して9年間、高校と中学校の教師をさせていただいた経験があります。そんなことを含めて学校教育や社会教育について身近なところ、感じるところを述べてみます。

日本も先進国といわれるようになったが社会問題がいっぱいありますが、その最たる一つが教育だと思う。解っていてもどうにもならない現状が現実であるようです。それは学校の教育だけが悪いからではなく社会全体の大人が悪いからです。

先日私のホームページを見たある方から和彩館で体験学習をした親御さんから無断でホームページに掲載されているので削除してほしいと連絡がありました。内容は決して問題あるものでなく、むしろ教育的な配慮をもって生徒たちの姿を文書と写真にして載せました。確かに無断であったのはよくないのでその他今までのを全て削除しました。

これからどうするか、ですがこんなことになるのは面倒だから一切止めよう。こんなことで掲載を止める事はしません。必要なのです。それはのちほど述べます。学校の名関東の学校、そして今までどおり個人名もA君として関係機関、学校に承諾していただき掲載しようと思う。子供たちがどんな経験をしているか、受け入れ側としてどんな事をしているのか、知っていただくことは有意義な事だと思うからです。今回の場合は法律的にこちらの手落ちでしょうが、そうでない場合でも教育委員会、学校や先生に対して苦情を言う、そうすると現場の教師、学校は父兄の言いなりになり、何もしない教育になってしまうのが今日的な学校教育にあるのだろう。

挨拶をしましょうそれだって強制だからいけません、などとなりしつけ一つできないことになってしまう。
「学校の給食で私の子供に頂きますと言わせないで」、お金を払っているから言う必要はないそんな驚くことも聞きました。「いただきます」とは他の命をいただくことです。わたしたちは他の命をいただいて生きています。そうしたことも解らないで物言う大人が多くなった社会です。
 体験学習の中で学校では、できない、生きた教育ができるのです。感謝していただく心を遠慮することなく教えられるからです。

今日、個人尊重、人権、自由の権利を善とした自分勝手ご都合主義の間違った受け止め方で定着させた日本社会が問題の根底にあると思います。
 できればコスモ夢舞台に来て授業を受けたら学校の単位取得になれたらと思う。そしてそんな学校も設立したいものです。自然の摂理から学ぶ学校です。(佐藤賢太郎)