2011.02.19
本物と向き合う5
佐藤賢太郎

コスモ夢舞台冊子Vol.4に向けて

コスモ夢舞台冊子は3回目の刊行を終えたが、これからも発展的に前進したいと思う。コスモ夢舞台冊子はスタートからアートのみを編集したものではなく、コスモ夢舞台の活動をとりあげてきました。
  しかし今回はさらに、この地に根ざした地域になくてならない新しい創造的発想であることが分かるものにしたいと考えています。

創刊号にはコスモ夢舞台の成り立ちやメンバー紹介もありましたが、誰が集まり、田舎と都市を結び、どのようなことを目指しているのかが分かるように作りたいと思います。
  当然、助成いただいている芸術財団など諸団体がありますから、アートをはずすことはありません。

アートを今までとは違う観点から取り入れるのです。ここにある自然や人、アート展や芸能祭、農、食、健康、教育、ビオトープなどをどのようにつなげ、地域の活性化を作り出すのか、その創造力がアートではないかと思うのです。

今日、「阿賀町をもっと楽しく元気にするために」という話し合いの会が開催され家内と参加しました。私たちのグループでは意見をそれぞれに出し合いましたが、私の提案にそれぞれの方が私に似通っている考えをポストイットに書いた文を貼り付けることになりました。

まとめて一言でタイトルを付けると、「阿賀町にあるものを生かし、内外の交流で元気になろう」ということになりました。

都市との交流を持ちながら、自らを生かし元気で夢をもっていること。外との交流を持つことで、若者が元気で田舎を誇りに思うこと。お年寄りが自分の知恵を生かして、それを継承することで役に立つこと。いずれも人と交流することがみんなに共通していました。
  私はこの世代間は分離しているのでなくて繋がっているということを述べました。話し合いの結果は私が代表して発表しましたが、かなり好評だったようです。司会の方がコスモ夢舞台をご存知で、すでに実践しているところがすごいと紹介してくださいました。

抽象的な話ではなく、全て具体的に自信をもって持論を展開しました。特に今年は、健康食ということをさらに肉付けしていきたいと述べました。

地元のグループの皆さんと県職員や町役場の方がこの案を理解し、共通点を見出され納得されたことが嬉しかった。

我われの活動が都会の方がやっているということではなく、地元に根ざした取り組みであると認識され、コスモ夢舞台冊子を差し上げたところ、是非コスモ夢舞台に行ってみたいと申されました。

今年は3月に入ると、東京での展覧会、味噌つくりと順を追って冊子つくりに取り組みます。そこには、会員の皆さんや地元の方々が次々に登場することになるでしょう。