2011.02.04
単純明快に生きる10
佐藤賢太郎

10免疫力

この単語は今までそんなに気にしていなかった。人間が元気で生きていられるかどうかは、この免疫力が非常に重要であることを知りはじめた。物事を何でも否定的にあるいは暗く考える人は免疫力を下げている。今では多くの方がそう語るようになった。私も元気でいたいものです。元気でいなければ彫刻もコスモ夢舞台活動もできません。

身体にも深く関係している免疫力はどのようにして高められるのだろうか、誰しも関心があるところです。本で読んだことですが、医者に見捨てられた3人の癌患者が治ったという話です。一人は経済的に医療を受けられない人で何もしなかった人。もう一人は言葉が癒し「治ります」という医者の言葉によって治った方。そして信仰に支えられた方が治った事例を読みました。こうした現象を多くの医者は信じられない。それはもともと癌ではなかった、奇跡と言うしかなった。 

ある医者から「治ります」という言葉をいただいて坂本さんはその言葉によって免疫力がつきました。言葉とはものすごい力にもなり、その反対にもなるようです。ですから良い言霊を使わなければなりません。不都合に出合った時でも、これは私が良くなるチャンスを与えられているのだと信念をもつこと。こうした心がものすごく人生の明暗を分ける大切なことであります。しかし、このような心になることはそう簡単ではないかもしれません。修練、鍛錬も必要です。私は辛い時にこのようにして自分に暗示して乗り越えてきました。

 もう一例について川竹文夫さんは、こう述べています。信仰心で癌が退縮したという安藤さんの例であります。また池見さんは精神神経面生き学の多くの文献は宗教の果たす役割に正当な光を当てている。このことを1992年スイスの国際ストレス学会に発表され世界的に注目を浴びました。ところが不幸にして日本では、マスコミによって宗教の持つ否定的な面ばかりが強調されすぎた結果、信仰心をもっているということだけで、その人が何か知的な欠陥を持った、無知で迷信に惑われやすい人間であるかのようにみなされかねない雰囲気にある。同じ宗教でもクリスチャンとか禅というと一種の畏敬の念さえ抱くのは、はなはだしい矛盾ではないか、と言うのです。まさに、私もその一人ではなかったかと思います。

さらに川竹さんはこう続けます。ある精神科医に安藤さんのことを話そうとしたとき、その人は勘弁してほしいという嫌な顔をしていた。人間の心の奥深く分け入るべき精神科医が頭から宗教を否定しているのです。

 こうしたことを学ぶことによって、私は心がもたらす免疫力について考えさせられます。最後に何事も他人任せでなく、物事の成就には信念と知識と行動の大切さを心したいと思っております。