2008.12.10
来年に向かう希望1
佐藤賢太郎

「コスモ夢舞台で語る」シンポジウムを最後に仲間たちは帰りました。そして豊実は日ごとに暗く寂しい空、厳しい冬を迎える季節となりました。

こんな季節につかの間の太陽の陽射しはとってもありがたく、嬉しくなります。しかし根雪になればもう腹は決まり、きついけれども自然をしっかり体感し、来年に夢を描く季節でもあります。

今年朝起きると薪ストーブに火つけます。ぱちぱちと柔らかい薪の燃える音に和みます。母と家内で囲みながら話をします。そしてかまどに薪を入れご飯を炊きます。スローライフ、昔に返った生活です。それには薪割りや煙突掃除が伴います。

今年は里山アート展から始まって景観作りも一歩前進して来ました。今年のプロジェクトの一つ、景観つくりは春にはじまりました。仲間の努力によってうっそうとした大沢畑の雑林を切り倒しました。そして秋、桃源の小径道にアジサイ、紅葉、山桜を植えることができました。来年はきっと桜、紅葉が阿賀野川岸辺にちらりほらり見られることでしょう。数年後には川に映える紅葉、日本画を見るような景観を見られるかもしれません。景色のいいところは既にあるのでなく作ってゆくものだ。何にもないところを名所にする、そんなことはできないと思ってしまう人は多くいる。しかし私にはその道筋が見え始めました。

そのため地元の協力者と2人で川の景観つくりをもう始まりました。春でなく冬本番前におこないました。危うく川に落ちそうになったりしました。