2019.11.30
船の引き上げ
佐藤賢太郎

 題名とは違いますが、前置きをします。
ワーキングホリデー(ある大学生が「共生に生きる」そこが好きだと言い、我が家を希望しています。)や、いろんな方がこのホームページを読んでいることを念頭に書いています。誤字脱字は避けた方がいいですが、きれいな文章を書くつもりはなく、自分以上にみてもらうために書くつもりもありません。

 この日は2か所、リンゴの仕入先やお客の自宅にあげて頂き、ウーファーの彼女に話をしました。そこで日本のマナーを現場で教えました。そして、午後の作業で船の引き上げをしました。

 会員の渡辺さんから頂いた船、それが大水で壊れました。私は川からようやく引き上げました。2日間、私の手伝いをしたフランス人女性は「賢太郎さんはインテリでパワフルです」と英語で言った。現場で2日間を共にしたから出た言葉です。高いところに梯子をかけて、重いウインチをあげる仕事は危険きわまりない作業です。ですから私は疲れました。
 一日目、散々苦労して直してもウインチが直らないので諦めました。こんな場合、ほとんどの人はあきらめるでしょう。二日目、ウインチを直すのを諦めて、手動のチエーンブロックで引き上げることにしました。それもチエーンブロックを三回移動させました。そしてようやく船を引き上げることができました。船はすっかり弱り果てていました。
 これで、船に再度乗れるようになるのでしょうか? それを見て、陽気な彼女は私のことをインテリと言ったのでしょう。引き上げた時は共に疲れました。彼女は体力には自信があるようでしたが、私にはかなわないことも解ったようです。