2020.7,8
友は私の財産
佐藤賢太郎

 私の財産は友達であります。これまで、この友達と多くのものを創ってきた。またオーガニックの美味しい食事を作ってくれる家内もそうです。そして私は天からインスピレーションとアイデアを頂いています。そのため、私は忙しく動いている。動かされている。それが今実りを迎えている。
 その一つが座禅堂です。早苗の頃、座禅をするもよし、黄金に稲穂が色づく頃もよし。刈り取ったのちもよし。座禅を終えて彫刻を見たら、どのように見えるだろう。田んぼを前にした座禅堂にはすでに石、セメント、ブロンズの彫刻が5点ある。建物は簡素であるが贅沢な座禅堂です。

 豊実は何もないと思われるが、自然がある。森林に囲まれた
昔の田圃にアートを置く。無農薬の田圃に多くの蛍が発生する。
きれいな阿賀野川の絶景を眺めながらハンモックに横になる。
このようにそれを生かして掘り起こせば、きっとここに人は集
まる。
 また道々の山菜を取って、食卓に出すと感嘆する若者がいる。
ものを無駄にしない、活かす、この生き方に18歳の外国人と
32歳の日本人青年が感動している。私はこのような青年と出会
えた事は嬉しい。多くの外国人と接して、彼らに私は人生の先輩
として、はっきり言っていること。外国人であろうとも甘やかさない。機嫌を取らない。そうでないと続かない。

 「毎日がテストだよ。無駄なことは何もない。その苦労はやがて財産になる、楽なことをしているときは下り坂の道を歩んでいるときだ」。彼らは刺激を受けて、感動するのだと思う。