2006.08.28
御沓 一敏
私としての予約第1号

元東大教授・ドイツ文学者、温泉通、山登りの好きなエッセイストでたくさんのご著書があるといえば、可なりの人がご存知だとおもうI先生に久しぶりにお会いしてきた。

以前、喜多方の大和川酒造の社長(こちらも佐藤さんという、我らが作家の方が喜多方高校の先輩か?)もなかなかの人で、いろいろなことをやっているので、一度訪ねたらどうかとご紹介いただいていた。
やっと、7月にその念願がかなったので、報告方々伺ったというわけである。

ところで、先生は、何故、大和川酒造さんへ行かれたのですかとお聞きしたところ、「蔵を動かす」というテーマで、蔵を日常的に生活するための離れに改造したという内容の取材で、社長のお母さんが素晴らしい方であったとお話くださった。
それなら、私たちも十分蔵を動かしていますというわけで、制作途中のパンフレット出しながら、蔵・銀河(縄文館)他の説明を改めてしてしまった。
なかなか、これはなかなか良いできばえではないかとおっしゃられた。

実は、この度、佐藤さんがギリシャへ行く切っ掛けになった奥会津書房殿をご紹介してくださったのもI先生で、ギリシャからの手紙のこと、講演会のこと、予約出版のことをお話すると、景気付けにと言って2冊の予約をしていただいた。まさに、数ではなく、いろいろな意味でありがたく、価値あるものである。

さらに、体験学習の話をして、これからはこれを軸にしながら進めて行こうと思いますと申し上げたところ、自分も、同じ新潟県の魚沼の醸造元が出版されている季刊誌に執筆しており、寺子屋関係の動きに多少かかわっているとのお話であった。
お近くまでお見えになっていることに不思議なご縁を感じながら、いつの日か、コスモ夢舞台にも、どうぞとお声掛けをして辞した。
久々に、動いてこそ……のひとときであった。