2008.07.04
古木さんの報告書を読んで
森紘一

 「コスモ夢舞台」と我われの活動を、こんなに大きな視点から評価していただいていることに感激です。
古木さんと賢太郎さんの出会いには、運命的なものがあったのではないか、とさえ思います。
 
   ”「アートによる町おこし」ってなんだろう。”を読みながら、ふと考えました。
我われの「里山アート」展は、誰でも自由に参加でき、日常的な暮らしの中で自然とともにアートを楽しむもの。
これで儲かる筈はないし、地元への経済的な波及効果はゼロに等しい。
だから正解、と言えそうですね。
 
   5回目となる今年は、賢太郎さんの努力でプロの出品参加も例年以上にふえそうだという。
既に始まっている会場周辺の美化運動に、地元の方々が積極的に加わってくださるのが何よりもありがたい。
豊実の風土にアートという精神文化が少しずつ浸透しはじめているとも言えそうですね。
 
   古木さんが鋭く憤慨する地方首長の「人づくり」問題には、奇しくも、ひかえめに開校した「コスモ夢舞台塾」に逆提案が秘められているように感じました。
賢太郎さんは「人づくり」を本質的な教育の問題としてとらえ、人の感性を磨く、いわば左脳ではなく右脳の強化を8条の指導指針に述べられていと思います。わたしも、「精神の豊かさ」を育む右脳強化に賛成です。
 
   それが、古木さんのいう”微弱電波”の放つ我われの根源的な課題に、真摯に取り組む道なのかもしれません。
どうやらこれからは、「コスモ夢舞台」は我われだけのものではなく、少々オーバーですが、日本人の、地球上に住むすべての人々の『ドリーム ヴィレッジ』として考えていかなければならないようですね