2014.12.16
「日本ウェラー・ザン・ウェル学会」シンポジウム
佐藤賢太郎            

 12月13〜14日の二日間、「日本ウェラー・ザン・ウェル学会」の第5回シンポジウムが横浜の県民共済みらいホールで開催された。 

シンポジウムに参加して

私は昨年に続き参加は2回目になる。この度は家内と友人でガンの患者学研究所を紹介してくださったご時崎庸二さんご夫婦、そして友人のガン患者の御沓久美子さん夫婦、そして一人の友人と参加しました。川竹文夫代表の多岐にわたる才能を感じました。川竹文夫代表は、いつでも真剣勝負で体当たりしています。今回のシンポジウムの開催にあたり、川竹文夫代表、鎌田副代表、スタッフの皆様のご苦労に感謝申し上げます。代表は凄いと思います。シナリオを含め、全てコーデネートされていることを感じます。 

参加して感じたこと

1.既に「治ったさん認定」を頂いている私ですが、油断は大敵と感じました。

2.「綴り方13人の挑戦」の成果の凄さを感じました。あれだけ

自分を掘り下げ、原因を自分で探し当てることに凄さを感じました。そして、自分原因追究への誘導のご苦労を感じます。

3.「治ったさん劇場」を含め、出演する方の涙を流す話しぶりはまるで役者のようでした。真摯な涙でありました。

4.食事はもちろん大切ですが、それ以上に心の乱れがいかに大切かを感じました。

5.今回も友人でガンでない方が参加しましたが、「すごかった。参加してとてもよかった」と言っており、多くの方にその感想を伝えているようです。

6.わずかながらも発表する機会を頂いた私は、これからも元気でいなければならない。努力することを宣誓しているようなものだと思います。責任があります。 

他に心に残ったのは若い方があんなに多くガンになっている現実です。そしてガンは治るということです。しかし、安心してはいけないのです。治ったことを発表したからと言って、それは今の励ましです。油断大敵です。

そして私は、綴り方、自分を見つめる文章を書くことが、いかに大切かを感じました。その人がなぜガンになったかを深く追及してゆくそのことで、自分を知ってゆくのです。人間は、性格もその生まれた環境によってつくられることを感じました。生まれた境遇を恨んではいけません、見方を変えることによって不幸せを、幸せに換えられるのです。 

ガンを治すシンポジウムというより、命に関わる真剣勝負、生き方を考えるという内容の濃い講演会でした。

最後に、私はこれだけガンを治す努力をしたのだから、もう悔いはないと、そう思うことです。そして、私はこうして稚拙ながら多くの文章を綴っています。たとえ多くの方が見ていなくとも、自分を見つめ、理想を語る綴りは大切です。