2020・6・30
トークショウ成功
佐藤賢太郎

 第2回奥阿賀アートフェスタは、コロナの中多くの方がやってきた。私たち夫婦は現地を案内した。あまりにも見物者が多いので、私は博進堂に案内マップを依頼した。6月23日、その看板設置の許可をもらいに振興局を尋ねた。

 6月25日から準備のため豊実に入った大塚さんと阿賀町役場建設課を尋ね、看板設置のお願いをした。27日は81歳になった心臓が悪い大野さんにロープ貼りを頼んだが、さすがの出来栄えである。 
 さらに、83歳になった時崎さんは、畦道を歩くので皆さんが滑らないようにと考えながら買い物に行ってくださった。
 一方、雨が降るので小道具の太鼓をぬらさないようにテントを張ることにした。大野さんにそれを頼もうとしたが、なかなかやってこないので自分で作った。イベントは準備が全てと言っていいほどです。
 6月28日、桐山さん、渡辺さん、小宮さん森紘一さん、大内さんがやってきた。当日の駐車場、受付の役割分担をした。トークショーでは県議会議員の澤野様と阿賀町町長の神田様、西会津町長の薄木様、下越酒造社長の佐藤俊一様、博進堂の社長清水様、奥会津書房の遠藤由美子様がそれぞれ素晴らしい話をしてくださった。トークショーは私が一番目で、トリは遠藤さんでした。

 私はこのフェスタのため一年かけて準備にあたった。しかしこの場所をフェスタに決めたのは2年前であった。さらにその田圃を発見し、仲間と開墾したのは10年前かもしれない。

 私は早くも第3回目のアートフェスの場所とテーマを決めた。そしてアートを入れる準備をした。齢を重ねるに従い、私は普通ではなくなっています。新しいアートを発明しました。
 私は蛍がもっと舞うために、田んぼに電気の光が当たらないように遮蔽を頼んだ。有難くも振興局はその対応をしてくださった。これが本当に、お金をかけず官民一体で魅力ある田舎をつくる例です。
 そして空き家に絵を描く、外国人に描かせる。彼らもメモリーになるでしょう。そして過疎に人が集まるのです。外国からも日本の原風景を見に来ます。
 来年の計画は、蛍が舞う座禅堂で座禅をして、阿吽の彫刻を見て、田んぼに入り、絵を描きそしてアートを見る。そこにはどんな世界が展開するのか分かりません。でもきっと成功します。私はこの様に、天から動かされています。インスピレーションとはこのようなものでしょうか。
 まちづくり学校の人たちは、何故皆さんはここに集まるのですかと質問をした。下越酒造の社長さんは空き家に絵を描いているのを見てすごいという。すかさず私が「会社に絵を描かせましょうか?」と言うと、社長さんは「いいけれど、それは外聞があってできない」様子でした。自由な私との違いを、トークショーで体験談として話していたことが印象的でした。