2021.3.18
アートフェスタの進化
佐藤賢太郎

 これで奥阿賀国際アートフェスタが3回目になる。第一回目は使われていない杉林を会場にした。杉林はきれいになった。第二回目は原野になっている昔の田んぼを会場にした。道路をつくり、間伐して、作品を運び、会場つくりまでが仕事で、ついに足を痛めてしまった。 
 本年第三回目は第3会場として、高台にある水の来ない田んぼにストーンサークルを造ろうと企画した。新聞を整理している時、縄文の記事が掲載されていた。そこから発想が浮かんだ。いずれも今使われていない杉林や田んぼである。私はそこを会場に選んだ。今回は杉林を間伐し、元国会議員が以前緊急着陸していますが、ヘリコプターも楽に緊急着陸できようにする、壮大な計画です。
 そのため雪のある季節に、地目変更に法務局に3度、農業委員会に3回足を運びましたがそれでも進まない。作品以前の問題があった。 
 そんな折、太陽パネルを下さる方が現れた。当然これを使います。できれば縄文ミュージアムをつくりたい。
このように、地元の私が規模は小さいながらも過疎地域の活性化を目指し、アートを核に置いた野外展を開催する。こんな例は少ないと思う。アートフェスタの継続は、こうして過疎地域の活性化や都市との交流などを生み出してゆきます。