2021.5.27
天空のアートミュージアムで「縄文対談」
森紘一
昨夜(5/26)、飛び込んできたTVのニュース速報には耳を疑った。我が国の縄文遺跡群が世界遺産に登録されそうだという。朝になって新聞を読むと、北海道・北東北の17カ所がユネスコの世界文化遺産に登録される見通し(7月17日の委員会で最終決定)であると、報道されている。
「三内丸山遺跡」(青森)やストーンサークルの「大湯環状列石」(秋田)などは我われの知るところでもあるが、久しぶりに明るい話題である。
これらの遺跡群は人びとが採集・漁労・狩猟で食料を得ながら定住を確立した
約1万年の過程を示し、農耕文化以前の人類のあり方や精緻で複雑な精神文化を顕著に示す物証として、かねがね日本政府がユネスコに主張してきたところだという。
ところで、「奥阿賀国際アートフェスタ」(5/30~6/27)は今年で3回目の開催となる。奇しくもストーンサークルづくりを主題に会場に隣接する「縄文アートミュージアム」にも、さまざまな作品やオブジェを展示することになっている。
屋敷島遺跡だけでなく、阿賀町各地から縄文の土器などが出土したことに端を発した我われの関心は、次第に縄文人の生き方そのものに移って今日に至っている。「縄文の風シンポジウム」や「真の豊かさとは何か?」を問うフォーラムでは、いつもその原点に縄文人の生き方があった。
今年のアートフェスタは、ユネスコの世界文化遺産登録という大きな波に乗って面白いことになりそうだと微笑んでいた矢先、佐藤さんから驚きの第二矢があった。
「加藤春一さんと対談をすることになったョ」
「いつ、どこで?」
「6月19日(土)10:00~ 場所は豊実の縄文アートミュージアム」
「(しばらく絶句)素晴らしいですね!」
佐藤さんは4月に『我が人生と出会い』を上梓している。一方加藤春一さんは、
日ごろから「出会いが人生を決定する」と有識者との対談にも積極的とお聞き
している。さて、どんな縄文対談となるやら興味が尽きません。不要不急の外出
は自粛するようにとのお達しですが、閉じこもってばかりはいられません。詳細
は和彩館(0254-96-2003)にお問い合わせください。
<加藤春一さんのプロフィール>
(一般社団法人)縄文道研究所 代表理事、東京エグゼクテイブ・サーチ顧問。
1944年 満州大連生まれ
1968年 上智大学経済学部卒
日商岩井資源ビジネスに30年間従事。
2016年 (一般社団法人)縄文道研究所創設
代表理事に就任。
明治大学公開講座講師(2015~現在)、上智大学非常勤講師、兵庫県立大
学大学院客員教授を歴任。著書『能力Qセルフプロデュース』他多数。
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