2016.08.22
星 座
佐藤賢太郎

 例年になく、この夏は暑さが続きます。緑に囲まれた豊実も日中は暑いです。

暑さの中で夜空を見上げると、輝く星が目に入ります。私はどうしたわけか、数年前から宇宙のことが知りたくなって調べました。よくは解りませんが、滔々亭に宇宙の絵も描きました。

 北の夜空にある北斗七星、北極星、カシオペアは解ります。しかし、その他は全く解りませんでした。そして今年、さそり座、いて座の位置が解りました。今、夏の大三角形を発見しているところです。彦星、織姫星を確認しています。

小学生みたいですが、どうして僅かばかりかの星を認識するのかと思います。私が星座を解ったところでお金のもうけにならず、空腹を満たすわけでもありません。この星の光も昔の星の光です、それほど宇宙は広いということです。

人間は何とせせこましく生きているのだろうか。星座に名前を付けた人間はどんな人であったのかと思います。

 私は、「人間は死んだら土に還る、墓に行くのではなく、宇宙に帰る」この方がいいと思えたのです。宇宙に帰るとは悲観論ではなく、より善く自分の人生を生きるかを考えることです。死を口にすることは止めようと人は言うが、今を真摯に考えないで、あいまいにしておいて良いのでしょうか。今を積極的に生きるからこそ、死を考えるのです。