2015.12.16
贅沢な生活
佐藤賢太郎 

私は今、最も贅沢な生活をしている。このように言うと、私を妬む人がいるかもしれない。確かに、先祖から受け継いだ土地は少々恵まれています。でも、安心してください、広大な土地を持つ地主でもありません。山間地に住んでいて、少し多くの土地があるだけです。

何が贅沢なのかというと、高級車に乗っているとか、売れっ子のタレントのような豪邸に住んでいるとか、毎日ステーキや刺身を食べているとか、世界旅行をしているとか、そういう類のものではありません。

 ある方が私の家を指して「粗末な家に住んで居る」と言われました。粗末な家の玄関の壁面に、私はアート作品を描いています。そして車は中古車、自分でペイントをして、アート的個性的な車にしています。誰が見ても、どこに行っても、一瞬にして私の車とわかります。新車を買いたいところですがユトリがありません。

現代人の食べ物は多くの添加物に囲まれていますが、私たちは無農薬の米、野菜を作りそれを食しています。玄米菜食です。自然の水、山の水でクレソンも勝手に繁茂する、それを料理します。味噌もお茶も作ります。そして半身浴、ビワの葉やイアシスなどを使い、健康の手当をして健康の保全に努めています。

燃料は循環再生持続可能な木材、敷地内に生える木を伐り、その他廃材を使用して薪ストーブで暖をとり、風呂の湯を沸かします。電子レンジ、IHなどは一切使いません。みんな体にやさしいことをしています。 

さらに人間関係にも恵まれていると思います。そして真実は何かを学び、考え、より善くなろうとする機会を持っています。私たちには、子供がいませんが、それでもこの夢をつぐ次の世代が現われることを楽しみにしています。

 これからは自然を愛で、多くの方々と交流し、少しでも多くの種類の野菜を作り、食べることが嬉しいことだと思います。この生活は、田舎であるからできるのだと思います。愛犬も、添加物入りのドックフードを少なくして、我が家の玄米を与え始めました。

そして「人は、動植物と同等の本能的な希望に実現だけでは満足できない。人の仕合わせに寄与することができれば、どんな希望でもよい。」と学びます。これが私の贅沢な暮らしです。