2019.2.5
「スコップ・ボランティア」から「国際アートフェスタ」へ
森紘一

 豊実の「スコップ・ボランティア」(2月2〜3日)が無事終了というニュースに、そちらに駆けつけられなかった東京ブロックの仲間たちも一様にほっとしています。
 各地から参加された11名のボランティアの皆さん、そして単身出席した大塚さん、本当にご苦労さまでした。
 外国人スタッフのカセン(火仙)さん、「ふるさとワーホリ」に参加されている若い女性のおふたり、ご協力ありがとうございました。清川温泉に浸りながら、貴重な体験の喜びをかみしめられたことと思います。

 我われコスモ夢舞台は、平成22年(20105月“活力ある地域づくりと個人の活力再生に関する事業を行い、少子高齢化の進む過疎地域と都市との交流を促進すること”を目的にNPO法人として認証されました。
 以来、「里山アート展」(開催、昨年で15回目)を中心に都市との交流を図り、地域の活性化を促進してまいりました。

 また先年、WWOOFジャパンに登録したことにより世界各国からウーファーが豊実を訪れるようになり、昨年は受け入れ人数20名、過去5年間で15ヶ国45名に及んでいます。過疎の集落である阿賀町豊実は、今や日本の小さな国際交流村と化しつつあります。
 その魅力は、周囲の豊かな自然もさることながら、マキ子さんの無農薬の米や野菜を中心としたマクロビオテック料理、ムダを廃した佐藤さん夫妻の生き方にあるようです。

 さらに、過疎の地域と個人を元気にするためには若者の力が必要です。それは、次世代への継承につながります。そして、コスモ夢舞台を主宰する佐藤さんの言葉を借りると、「世界と日本の若者の交流にこそ、新しい可能性が秘められている」ということになります。
 そうした背景から、今年(20197月、「第1回奥阿賀・国際アートフェスタ」が開催されます。

 これからの生き方を問うシンポジウムやそれを表現するアート作品の制作、そこに世界と日本の若者が集うという、小さな集落の独創的なお祭りの誕生を我われもまた、楽しみに参加していきたいものです。