2011.12.31
ありがたき人たち
佐藤賢太郎

私は2012年元旦から始まる「あっぷるはうす」での個展の飾り付けのため12月29日に上京した。冬は作品の搬入が難しいのですが、雪の降る前に大野さんが大方運んでくださり、そのうえ作品台まで作っていただいた。

鈴木さんは個展開催日が決まると、いち早く搬入手伝いを申し出てくださった。30日の搬入は午前9時に決めていたが、前日朝、会員の高田さんはうちで朝食を食べてくださいと言ってくださった。しかも、奥さんは私のために玄米採食の食事を準備してくださっていた。その笑顔に心より感謝であった。さらに作品積み込みを高田さんは大野さんと共にしてくださった。

「あっぷるはうす」に着くと思いかげず、森英夫さん大塚秀夫さん成田さん、鈴木さんが集まってくださった。成田さんは77歳にもかかわらず、急な階段を重い作品を運び上げてくださったり、作品リストのチエックも頼んだ。森英夫さんの優しい笑顔が印象的であった。彼も作品を運び、ポスターの印刷も手伝ってくださった。鈴木隆雄さんは「あっぷるはうす」の部屋の掃除もされてオーナーも恐縮していた。飾り付けも無事終わり、オーナーの高橋さんは皆さんの手伝ってくださる姿に、あるものですが食事をどうぞと出してくださった。

高橋さんは今回の急な個展開催のいきさつを皆さんに説明してくださった。「来てよかったと」と言ってくださった大塚さんの言葉が心に残った。それに森紘一さんはお出でになると言ってくださったのだが、遠方でもあり人手は足りていますからと電話で断った。私は感謝しかありません。

昨年度は暗い出来事の多い年でしたが、新たな年の始まりに温もりある個展開催ができることにただただ感謝いたします。