2012.12.18
ブレイク
佐藤賢太郎

コスモ夢舞台の会員も高齢化が始まっている。せっかくここまで作り上げたのに、この夢を若者に繋がなくてはモッタイナイ。

コスモ夢舞台に限らず、良い伝統や、つくりあげたものを次世代に繋げることは大切なことである。 

3年前から新潟大学のダブルホーム・Gホームとコスモ夢舞台は接点をもつことになった。今年は大学生が里山アート展に参加、そして私たちがシンポジウムに参加して、いままでになく交流が深まりました。

さて、今年の大学でのダブルホームシンポジウム後の懇親会で学生と話し合った。その席でGホームの岡部さんという大学生が私の生き方に関心をもってくださったことがきっかけで、私は大学で学生に向けて話す機会があったらと以前彼女に言ったことがあった。岡部さんはそのことを気に留めてくださったのですが、実際には大学での講演会は難しいと言うことであった。私は「それならば学外で講演会を開けばいいじゃないか」とその場では終わった。

翌日、新潟市内に住むコスモ夢舞台会員でもある87歳の早川さんのお宅で思わぬ展開が待っていた。私は大学生が中心となって、新潟市内で私の講演会を開きたい夢を申しました。もちろん学生だけではなく、一般市民も聞けるような講演会です。すると早川さんは「分かった。私が会場費はすべて持つから実行してください」と言うではありませんか。私の生き方に共感し、若者とつなぐ架け橋になるならば早川さんは私は協力を惜しまないということであった。このように早川さんは私には有難い神様のような存在です。

さて、すぐ動くことが私のモットーであります。岡部さんに早速電話をしました。「来年あなたにとって大ブレイクが起るかもしれません。講演会の実行委員長を受けて頂けませんか」と話しました。そして、ためらいながらも彼女は受諾していただくことになった。

私はタイトルも内容も決めました。タイトルは『来たバスに乗れ』サブタイトルは「若者と熟年を結ぶ講演会」であります。岡部さんは不安もあると言います。それに対して私は、「私もどうなるか分かりません。第一生きているかどうかもわかりません。でも、今生かされているとき私は夢に向かって挑戦します。期日は来年11月中旬頃開催、経費は全部持ちます。その他のサポートもします。若者を集める実行委員は岡部さんが決めてください、全てあなたにお任せします」と言った。

私が岡部さんを実行委員長に推薦したのは、私の言葉に純粋に感動してくれるからです。大人になると一般的にはこのように感動することがなくなります。感動すること自体が才能だと思います。それを見込みました。私もこれから人と人を繋ぐ努力しなければなりません。その努力が生きている証拠ではないかと思います。どうなるか分かりませんが、夢に向かってすでにスタートしました。87歳のご老人、64歳の私、20代の大学生、これが一つになって作り上げる講演会です。自分だけでなく若者と共に夢に挑戦することは楽しいものです。この講演会が若者と熟年世代を結ぶ架け橋となれたら嬉しいです。 

とかく多くの方は、先々の心配や利害や計算が先に働くことが多い。絶対に成功する保証があり、自分に利益があるならば動きます。そんなことでは感動は生まれません。どうなるか分からないが夢に向かって動く、そうして私は今日まで歩いてきました。捨て身になれば助ける人は必ず現れます。捨ててこそ得るものがあります。体験しなければそれは解りません。

エジソンいわく「天才は1パーセントの着想と99パーセントの努力からできているものだ。」と言っている。まさにこの講演会は1パーセントの着想です。

来年は多忙な日々が待っていそうです。期せずしてその日、会員の塚原君の占いによれば「来年は金運が良く、資金繰りが円滑に進む運気です。交遊の場が増えますが、人付き合いへの投資を積極的に行うことが開運につながります。」とワザワザ伝えてくださいました。

動いてこそ感動はやってきます。