2018.03.06
2日目、ファンさんとの対面
佐藤賢太郎

私たちは市民の暮らしぶりを見学したのちに、Wuさんはタクシーで移動して、田舎に住み自給自足を目標に頑張っている33歳のファンさんを紹介してくださった。Wuさんは自動車がないので移動は全てタクシーかバス、電車であった。

さて今日の収穫の一つは、生き方のことである。ファンさんの眼は輝いていた。そして、自分で栽培した無農薬のコメと野菜を使った料理で私たちを迎えてくれた。

そばに若い歌手アニタさんとうい女性がいた。ファンさんの恋人らしい。彼女は学校に出向き。週4日間授業で生計を立てている一方、障害者たちのために出向くようです。今日はこれから学校に行かねばならないために、その前に一曲ギターを伴奏に歌ってくれた。

歌は上手であった。そのCDをわたしたちは購入した。彼女も純粋で未来に夢があった。 ファンさんとアニタさんの居るところは彼女のおばあさんの建物です。建物は古く、きれいなものではありませんでした。しかし、その家の活用に私たちは引きつけられました。自分たちが作ったものを販売もしていた。仲間は2人だけでなく60人もいて、その2人の生活に賛同し、自給自足をしたいらしい。彼らは日々にそれぞれに仕事をして、この事務所(?)に詰めるわけにはいかないようである。

彼らをイベントと重ねながら、3人まとめて日本へ招きたいと思った。便利さばかり追っている日本人に、生き方の原点、彼らの生き方を、理解しがたくとも、私は日本人の若者に伝えたい。

なんといっても、かれらの目が輝いている。それが日本人の若者に失われていないかと思う。自分が人生の主役になることである。 

最後に感じたことは、ものを生かすという里山アート展の私の作品つくりとの共通点であった。何でも作品にしてしまうのである。

中には河川の拡張があって古い橋が壊され粗末な親柱がのこっていた。それも残して回収して飾られていた。新しい橋の原点をここにあり、ということであろうか。屋根が台風で壊れ、その部分をガラスでふさぎ、光を取っていた。

また周辺の村の一部を案内してくれたが、日本人が暮らした足跡、家のレンガをみて、ここは日本と接点が多い国なのだと思った。