2012.03.24
今年の味噌つくり
佐藤賢太郎

手作り味噌は安全安心で美味しい。しかし、60キロの豆を味噌にすることは容易ではない。村が所有する味噌煮の大きい窯があっても、誰も使わない。重くて大きい窯を移動するには労力がいる。   

そして、味噌つくりをする手間がない。一家族に、それほど味噌は必要ない。私たちは、これがすべてできるから味噌づくりができるのです。

1.先ず、人が集まる力があること。2.賄の食事を作れること。3.作る場所、道具が揃うこと。4.良い原材料水があること。5.保存する場所があること。

商売でもないのに、この条件を揃えることは容易ではない。

そもそも味噌を作ろうと思ったのは、2007年3月の頃からのこと。味噌つくりに興味をもった大塚秀夫さんはじめ、コスモ夢舞台の仲間がいたからです。以来、今年で6年目です。毎年、いろいろな方の参加で変化があります。勿論、中心は家内と私に変わりはありません。ここ2年間は、仲間の小宮さんと山口君以外は県内、阿賀町で関心のある方で作りました。今年は、阿賀町在住の初参加は3名でした。

今まで味噌つくりの日は晴天でしたが、今回は雨の中で最悪でしたが、天気予報ほどではなく大切な時の作業では難を免れました。またもや天の助けをいただきました。いつもイベントは最悪でも乗り越える運を授かっているようでありがたいものです。はじめ豆潰し機械のトラブルが起こり、「またもかと」、心配しましたが、何とか直すことができました。私の人生のようです。すべて終わったのは午後4時、これほど時間がかかったのは初めてでした。昼食は家内のマクロヴィオテック料理を皆さんに楽しんでいただきました。これが人の集まる要因の一つです。そして最後に和彩館で楽しい歓談がありました。自然食に関心のある長谷川マリコさんと整体師の2名で健康の話になり、私と小宮さんの手当をしていただきました。人間の体の不思議さを感じました。

皆さんとても楽しかったと帰りましたが、ここに来られた方には、このような体験をしていただきたいものです。これから先、そんなに長くはない人生を明るくおおらかに送りましょう。

味噌つくりのイベントを通じて、味噌を作るだけでなく、人とひとの繋がりやご縁もつくっていくところが面白い。