2020.12.27
私は宇宙に旅をする
佐藤賢太郎

 世の中というより、世界中コロナで危機に瀕している。いつ収まるか誰にもわからない。経済活動が止まらないようにと心配し、毎日同じ言葉がテレビ放映で危機をあおっている。しかし人間は死んでゆくのは分かっている。これは実感がない理解である。死を意識できて、生を考える。私はそれとは関係なく忙しく動いています。

 身近に清水寺のようなお寺もあり、すぐそばに1万年続いた縄文時代の痕跡があり、1000年前海の底であった怪獣ランド博物館もある。私は、こういうところに来訪者も案内します。時間を追いながら案内します。私は宇宙に旅立ちます。地球が発生したことや、太陽系がなくなることなどを旅するのです。

 私は阿吽という石の作品を作っている。阿吽とはサンスクリット語で「宇宙の始まりであり、終わりである」という意味がある。もう一つ「以心伝心」という意味もある。はじめ、ある作家のまねをしようと思った。しかし、制作し始めると独自のものを作ることになった。  
 人生には「宇宙の始まりであり終わりである」、「以心伝心」両方とも大切である。こういうことを考え生きている。
 近く縄文の作品をセットする。