2010.10.04
大学生草刈指導員を受命
小宮和巳

9月25日(土)

 前回の豊実行きの際に、佐藤さんから早速昇格辞令の内示。今度は、習得した草刈機の操作を活用して、里山アート展準備の手伝いに来る新潟大学生の草刈指導員に昇格だという。どうにか草刈機を操作できる程度なのにと思いながらもまあ何とかなるかと引き受けた。

午前7時頃自宅を出発、事前打ち合わせの午前9時少し前に和彩館に到着した。既に、佐藤さんと古山さんのほか奥さんのコスモ夢舞台との関係から当日作業に動員されたという早川さんが集まっておられた。

 この日の主な作業は、水芭蕉の池の草抜き、蛍の川の除草、稲刈り・稲掛けの3種類だった。
  私が水芭蕉の池を担当することになり、現場を把握して作業のやり方を事前に検討しておこうということで来て見ると、水芭蕉の池は1メートル以上の草が一面に繁茂していて、水芭蕉の欠片も見えない。

 打ち合わせでは、長い丸太などで池に橋を渡してその上から引き抜くのがよいのではないかということであったが、それではとても引き抜けないまでに成長していた。
  そこで、池の中に入って引き抜くことにしたが、池に入ると思いのほか足がぶくぶく潜ってしまう。長短の板何枚かを用意して池に沈め、その上に乗って作業することにした。 試しに作業を始めてみると、手で引き抜くには質、量ともとてもできるようなものでないことが分かり、草刈機を使用することにした。

新潟大学の学生8人教職員3人の11人が午前10時過ぎマイクロバスで到着。そのうち、当初学生男女各1人と先生2人が水芭蕉の池の作業に割り当てられた。草刈機を使用してみると、とても水芭蕉だけを残して作業することが難しい。そのうえ、クレソンも植えてあるという。そこで、水芭蕉に注意しながら草刈機を使用したが、かなりの水芭蕉の頭の部分も刈り取ってしまった。クレソンまで気に掛けていたら作業ができず佐藤さんと相談してクレソンは全て雑草と一緒に引き抜くことにした。
   しかし、池の草取りはそれでは済まず、水面一面に10センチ程の厚さではびこっていた雑草の根の除去は、もっと大変だった。一行は、事前に作業は草むしりと聞いていたので相当厳しいものと覚悟して来たというが、実際はその域を超えていたようだ。

そんなことを繰り返す作業は、大変厳しかったが、いつものようにマキ子奥さん心尽くしの昼食は、本当に美味しく、皆が何杯もお代わりした。

午後からは、若い2人が他の作業に引き抜かれ、午前と同じ作業を40歳以上の3人で行う羽目になり、作業終了の午後3時には全員バテバテ。帰りに学生持参のカカシを道路脇に第1号として掲出し、その前で佐藤さんを入れて撮影者が代わりながら一行が記念撮影。全員が一緒に写れるよう私がシャッターを押してあげようかと思ったが、芭蕉池から道路に上がることも難儀なほどの疲れようでその声が出ない。いつものことながらコスモの作業は、キツイ。