2009.06.30
『小さな森の和(やわらぎ)美術館』訪問記
森 英夫

 私たちふくろう会の仲間の大島和子さんが、郡山で佐藤賢太郎さんの作品を集めて個展を催すとのダイレクトメールを受け取った。

そこには彼女の夢が書かれていました。収集した大好きな賢太郎さんの作品を展示できる小さな美術館を5年後につくりたいと。その第一歩として今回、「アートステーション美しい村」で個展を開くとの事でした。私は早速、応援も兼ねて郡山に行きました。

 和彩館のホールの半分ほどのスペースに佐藤さんの作品が展示されていました。大島さんは、来館してきた人に佐藤さんの作品に手を触れて欲しいと言っていました。お母さんや子ども、車椅子の方など皆、御影石の作品に手を触れその可愛さに和んでいました。

 黒米や大理石の販売、ふくろうだよりの創刊号からの展示やコスモ夢舞台の冊子、「ギリシャからの手紙」の販売など、まるでふくろう会館の分室のようでした。「アートステーション美しい村」のオーナー渡辺理恵子さんはじめ、ギャラリーに来る方々の穏やかな表情を見ると、大島さんの付き合いの広さ、深さを感じさせられました。

 今度来る時は、裏に竹が群生している和(やわらぎ)美術館となる家屋をぜひ見てみたいと思い、郡山を後にしました。