2008.05.28
東京ブロック 5月の例会
森 紘一

 27日(火)、カラッと晴れ渡った陽ざしに吹き抜ける風が心地よい、初夏のような一日だった。夕方5時半、浦和の例会には12名が参集した。

 席に着くと、早々賢太郎さんから届いた「第5回里山アート展」のポストカードが、森幹事長から配られた。御沓さんの筆文字とバック地のアースカラーが斬新である。おおいに利用させていただくことにしたい。新メニューのもり込まれた和彩館のチラシと里山アート展のポスターも桐山さんから紹介された。

先週18日の豊実の帰りに、寄り道ルートを開拓した渡辺さんから発言があった。愚妻と同行したわたしも、会津坂下から400号線で賢太郎さんと奥会津書房まで行ったことはあるが、金山から昭和村を抜けて南会津へむかうのは初体験だった。豊実からクルマで約2時間半、新緑の山々を縫うように走る高原コースは、ところどころに満開の桜や白いこぶし、薄紫の桐の花、色とりどりの春の花が咲き乱れて、確かに美しい風景の連続だった。

南郷村にある曲屋を改装したゲストハウス ダーラナのオーナーシェフは、例のノルウエー大使館のお抱え料理人だった。3月のレセプションに参加された皆さんと、紅葉のころにでも寄ってみたいね、とひとしきりそんな話題で盛り上がった。

ほぼ全員が揃ったところで、あらためて幹事長から5/17〜18日の豊実の報告があった。HPに掲載された「和彩館の特別メニュー」も配布された。最近の体験学習の様子は、御沓さんのまとめたHP上の2例のコピーが回覧された。さらに、コスモ夢舞台2008のイベント日程一覧表と2008体験学習スケジュール表を回覧しながら、積極参加を要請する幹事長の熱弁が続いた。

そういえば、わたしの学生時代の友人で、連休中のコスモ夢舞台の作業に体験学習された新潟市内のKさんから嬉しい知らせも届いていた。彼のご尽力で、新潟県私立中高等学校事務研修会での賢太郎さんの講演(8/7)「コスモ夢舞台−現代の桃源郷つくり」が決定したそうだ。

アート展の会場付近や水辺の公園予定地の整備が着々と進み、阿賀野川を望む景観が一段と引き立ってきた様子や地元の人々の協力が以前よりも深まっている事例が次々と報告された。わたしもアジサイを植えてきました、と語る英夫さんや、古代ハスはきっと花を咲かせると思う、という遠藤さんの表情も明るい。

『日本の、個人の再生を考える』を読んだ成田さんが、「奥阿賀ネットワーキングの神田さんの考えに共鳴した」と感想をもらした。その後、鈴木さんの退職挨拶のはがきに触れた成田さんの音頭で「ご苦労様でした!」の乾杯となった。「御沓さんが先陣を切った道を、わたしも何とか歩んでいきたい」、と鈴木さんも笑顔をほころばせていた。

最近、酒席の話は歳や健康といったことに飛びやすい。お互いにいつまで丈夫でいられるか分からないが、とにかくやれるのは今のうち、とお決まりの結論に落ち着く。  

ここのところ、那須の別荘と伊奈を行ったり来たりで忙しい大野さんが、来年は古希を迎えるという。そこで、年末の東京ブロックの例会は大野さんの古希のお祝いを兼ねてやろうということになった。勿論、賢太郎さん、御沓さんにも出席してもらって、できれば横浜で、と話はどんどん飛躍してしまった。今宵の皆さんは、こころを映すかのようにいつになくはなやいでいた。

さて、体験学習の受け入れで忙しいであろう豊実では、どんな夜を迎えているだろう。あちらでも、きっと夢に生きる旨酒を飲んでいるにちがいない。(終)

出席者:森英夫・高田明・大塚秀夫・時崎庸二・遠藤孝士・海江田多加士・成田文雄・渡辺美紀・鈴木隆雄・桐山士郎・大野賢二・森紘一(敬称略・順不同