2009.01.28
東京ブロック1月の例会
森紘一

1月27日(火)晴れ時々くもり             
   豊実では、年末から年始にかけて賢太郎さんとマキ子さんが地区の祭事や行事に積極的に参加されているようだ。地域との交流は、「コスモ夢舞台」にとって必須要件である。  
   EU・ジャパンフェスト日本委員会の写真展の下準備も、すでに動き出しているという。                              
   さて、今年の「コスモ夢舞台」はどんな展開になるだろうか? それぞれに豊実へ思いを馳せながら集まった11名の初会合は、はなから熱い語り合いモードだった。

2年前、会員の長期逗留からはじまった現地での活動スタイルは、「体験学習」の受け入れでさらに忙しくなり、昨年はスタッフを増加した。仲間の貴重な体験や自らの経験から、我われも多くのことを学んだ。子どもたちを取り巻く家庭や学校の問題に関心も高まった。こうした実践から、賢太郎さんの提唱する「コスモ夢舞台塾」構想も生まれてきたわけである。
   また当然、中・長期の滞在は楽しいことも多いが、苦労を伴う。地元の人々との交流は深まるが、それだけに家族や家庭の協力は欠かせないことになる。会員の高齢化を考えるとき、若手のマンパワー確保は焦眉の急である。

  「会員に若手を入れればいいではないか」という声もあったが、地元大学生へのボランティアスタッフの募集やネットサイト「TAM」に募集告知する案などが出てきた。雑誌や農山漁村文化協会の広報へ働きかける方法などを考えてみようという積極的な発言もあった。さっそく、具体的なスタッフ募集要項をつくらなければならない。同時にそれぞれの動きは、幹事長に報告することという確認があった。
   一方、「コスモ夢舞台2009」のイベント日程に合わせて、5月と9月の連休を利用して動員をはかり、その準備を集中的にこなすことは例年通りだが、全体の作業量と会員の参加予定を幹事長が掌握して、全員の共通認識にしてほしいと注文もついた。

   「現代の桃源郷つくりに参加するのは、自分自身のためであり、たんに豊実の地域再生や活性化にかりだされているわけではない。しかし建設作業は一段落したが、環境整備や景観つくりにともなう力仕事は後をたたないわけで、作業そのものが楽しいどころか苦痛となっては意味がないことになってしまう」。あらためて、そんな感想も聞かれた。
   「豊かさとは何か? なぜ、我われは活動するのか」。秋のシンポジウムのテーマではないが、個々人の成熟としのびよる老化現象のなかで、ともに夢を語りあっていきたいものである。(終)