2010.07.28
東京ブロック7月の例会から
森 紘一

 うだるような連日の猛暑に、吹く風は夕刻になってもまだ生あたたかい。そんななか、涼を求めて15名の仲間が浦和に集まった。

話は勢い、先日のNPO設立記念式に及ぶ。桐山さんがまとめたアルバムが皆さんに回覧され、60名であふれかえった和彩館での模様はあらためて森幹事長から報告された。

その後、「地元の反応はどうだったの?」というNさんの質問に答えるようなかたちで、当日出席した皆さんから次々に率直な感想や意見が述べられた。               

地元の人びと20名近くが出席されたことで、皆さんも一様に安堵したようだ。豊実へ通い始めた往時を思い出しながら、その変化を素直に喜ぶ声もあった。お客様が「和彩館」の料理を旨いと言ってくれて嬉しかった。地元の人びともゆっくりとくつろいだ様子で最後まで残ってくれてありがたかった、等など話はつきなかった。

 さらに、7回目を迎える里山アート展については、参加回数の多い大塚さんからこれまでの経過と今年の会場づくりについて報告があった。会場となる田んぼの畔道を石畳で敷き、田んぼ祭りのステージは石舞台となれば、それ自体が作品であり話題を集めそうだ。その土木作業に協力しきれていない我われからすると、佐藤さんと大野さんの執念には恐れ入ってしまうばかりだ。

 ところで、里山アート展の常連作家 間地紀以子さんの3人展が7月上旬、銀座の画廊で開かれていた。実はわたしも最終日に顔を出すつもりが、急用で失礼してしまったのだが、園芸を職とするEさんが、お孫さん(日出谷小学校児童)の共同制作つながりで、会期中に画廊をたずね、間地さんと感激のご対面となったそうだ。嬉しいホットニユースである。

 今年も体験学習のお世話で豊実に足しげく通っている鈴木さんから、間伐後の後片付けも済んできれいになった杉林を、アート展の会場としても利用する予定との報告があった。

 余談ながら、鈴木さんは体験学習の帰りに奥会津書房の遠藤さんの実家へ立ち寄ったそうだ。そのうえ、西隆寺の本堂で遠藤さんと対坐し尺八を一曲奏でてきたという。これもまた、素晴らしい挿話である。

  今回は都合で出席できなかったHさんとTさんも、これからのイベントにはできるだけ参加して行きたいと意欲を述べられてお開きとなった。