2012.07.21
難こそ創造変革の時
大塚秀夫

石舞台と石畳が田圃のあぜ道をぐるりと取り囲み、作品「未来の門」に通じるところはひときわ大きな石畳が敷かれてある。いのちの田圃にはメダカが泳いでいる。佐藤さんがガンにならなかったらこの光景は果たして生まれていただろうか。

佐藤さんはガンになっても、いまが一番幸せという。まさに人生最高の贈り物のように言われる。何か新しい心と体をいただいたかのように人生が変わる。コスモ夢舞台で行われるフォーラムも変化した。まさに難こそ創造変革の時である。

このような里山で『健康を考える  ガンをはねのけ生き抜く力』のフォーラムが開催された。だからガンになったおかげでガンになる前よりずっと健康にはつらつと生きていられる。

ガンのイメージはどのようなものですかと問いかけられたら、私はすぐに死・不幸・恐怖。イメージすればするほどネガティブな言葉が次々に浮かんでくる。ガンは怖い病気に違いないと思う。それはみんなガンにはなりたくない。佐藤さんは「大塚さんはガンにはならないよ」と言ってくれる。しかし、ガンには二人に一人がなる。なったらどうする。

佐々木先生のお話を伺いながら、ウェラー・ザン・ウエルの実践つまりガンになる前の健康よりもさらに良い状態になれる、そのような生き方こそまさに難こそ創造変革の時そのものである。まさにガンがくれた人生の進化であり、なにか贈り物のように感じられた。

私はいま健康だと思っている。しかし、ただ病気があらわれていないだけかもしれない。つまり未病の状態。自覚がないだけで病気の素地はあり着々と進行しているかもかもしれない。コスモ夢舞台の会員の奥さんは「本当にガンになってよかった。」という。人生が変わったという。また、「ガンは原因を作ったのも自分なら直すのも自分だ。」とマキ子さんは言う。

病気を契機にそれまでの生き方を改めて病気になる前よりいっそう仕合せになるという強烈なメッセージをいただいた。