2009.12.

2021.6.22
新縄文人になる
大塚秀夫

花が咲き、蝶が舞い、鳥が歌う。
時は今、豊実の景観が変わる。
縄文ミュ−ジアムからの眺めが最高です。これだけの眺めを佐藤さんが自作されている。
佐藤さんの作品群がここに集められたことが一番いい。いくら科学が進歩しても本能ほど鋭敏にかつ正確に導いてくれるものはない。
せっかく与えられた能力を最大限活用しているのが新縄文人といわれる佐藤さんだ。
科学が決して人間を導いてくれるのではない。
人はこの世に幸福に生きていくことが第一で、科学はそのための役に過ぎない。
佐藤さんは心に思うことその形を表現して止まない。思うまま、なんのこだわりもなく流行く水のようにさらさらと行っているように見える。つくづく人は本心を磨きさえすればそれぞれ思うままのことをして差し支えないのだと思ってしまう。
佐藤さんは常に喜びつつ今が最高だと言う。
最後の作品を神業のようなスピードで成し遂げている。その速さに驚いてしまう。
思いついたことその時、すかさず成していく。
佐藤さんは理屈を言うのでもなく解釈もしない。ただ、示して行く。