2009.12.

2014.12.04
講演会を終えて3
佐藤賢太郎 

今回の講演会では、新潟大学の学生は卒業生を含めて4名と昨年に比べ極端に少なかった。なぜなのか、その理由を私は知りません。  

驚いたこともありました。講演会前日、21歳の沼澤さんからギリシャの話を聞きたいとメールをいただきました。私は講演会においでくださいと返信しました。そして、彼は仕事を休んで講演会に来られました。

 彼には明確な夢、目標がありました。ギリシャでワインを作りたいという、ゆるぎない夢でした。この若さで明確な目標があることに、驚きと共に嬉しくなり、頼もしくなりました。外国人に較べて、日本人や日本の学生に一番欠けていることを彼は覆しているように思えたからです。

なぜ私の講演の事が解ったかと言えば、何と彼がワインの荷づくりにクッションとして新聞を挟んでいた時、偶然にもギリシャ名誉市民の私の記事を見つけたそうです。そして内容を読んで知り合いの方に私の事を尋ねたそうです。 

これはご縁でしょう。偶然たまたまと言うことではありません、神様が私と引き合わせたのでしょう。反省会の時も同席してくれました。コスモ夢舞台に来たいと言っていましたが、いつかギリシャで会う日もあろうかと思います。そんな星の下に生まれたということでしょう。

縁を生かすとは、来たバスに乗ることです。言い過ぎかもしれませんが、頭で理解して終わる方がほとんどでしょう。 

私は参加人数が少なかったことに疲れを感じましたが、大塚秀夫さんや森紘一さんは参加者の満足げな顔が印象深かったと異口同音に言ってくださいました。ありがとうございました。