2009.12.

2013.06.19
ウェラー・ザン・ウェル学会シンポジウム3
佐藤賢太郎

二日目、この日は会員の時崎庸二さんのところに泊まっていたので埼玉県の春日部から朝早く出かけました。 

スタートは副理事長寺山心一翁さんがテェロ演奏をしてくださった。素晴らしかった。司会の野茂さん、全体進行役の鎌田さんは、出演者の手配やお世話にいろいろと忙しく動かれていた。ご苦労さまです。 

そして研究発表、『自助退縮論』を副理事長鎌田進さんが語られた。

世間では自然退縮は奇跡、偶然、例外で、あってはならないことのようです。なぜなら、困る方がいるからです。誰でしょう?

そこで、自然退縮と言わないで自助退縮と改めました。自然に何もしないで治ることはない。自助退縮とは生活習慣を徹底的に改め、自助療法、凡事徹底をやり続けること。自助退縮の秘訣はやり遂げるという熱意が全てで、特別なことは何もない。しかし、自助退縮をやろうと決意する人はまだ少ない、やり続ける人はもっと少ないと言う。私は自助退縮をしたのだ。本当にありがたい。 

その次は特別講演、『高い意識は、治癒の道』と題しまして寺山心一翁さんが話されました。この方も、もちろんガンを克復された治ったサンです。チャクラがガンを治すとも言っています。

音楽は心を癒す、太陽が昇る風景は人に力を与える。今ではガンを治す独自の会を作って、世界中を歩いております。死後の世界もある。ご先祖様への感謝や守護霊の存在を穏やかに話されました。

ボディー(体)、エモーション(感性)、マインド(心)、スピリッツ(精神)、ソウル(魂)、ゴッド(神)、宇宙へと、意識の高まりとともに見えて来る世界を熱く語られていました。 

午後は『ガンの幸福創造論』と題して、二人のガンの患者学研究所会員の方が演劇をしているように初々しく進行されました。ガンは私たちに、何をどのようにしてほしいと望んでいるのか、発病の意味を積極的にとらえるところを探ってゆきました。 

さて、その次は私の出番です。感動企画ミステリー『治ったサン劇場』と題しまして、鎌田さんが画像に名前を出さず、その取り組みを紹介された後に、私たちが壇上に上がるのです。原稿をもって話すのかと思ったら、何もなしで舞台に上がるようになっていたようです。大切なところを忘れないように話しました。

ともかく登場する治ったサンは、みんな素晴らしい役者です。しかし、優等的な言葉を出す役者には私ですら抵抗がありました。なぜなら、あんなことは特別な人ができるのであって、普通の人にはできないとあきらめさせるからです。迷いたどりついたのだと思うのですが、時間の関係上省いたのだと思います。そういう私はきっと患者として優秀の部類に入るかもしれないが、決してそうではありません。ただ治そうとする意志が固かった。良い意味でわが思いが強いのです。まだやりたい夢があるから、何をおいても治そうと努力をしました。

高島屋の個展、各地での講演、10周年になる里山アート展、田んぼ公園の完成など、今年やることが一杯あります。来年はギリシャで彫刻制作の予定もあり、死んではいられないのです。 

ところで、最後にサプライズが起こりました。治ったサン認定式を行うということになり、なんと私もその中に入っていました。それも一番に読み上げられ川竹文夫代表から直接バッチをつけていただきました。自分で作ったガンは自分で治し、祝福を受ける。脚本は自分が書き演出すると言ってまいりましたが、今回の学会は、まさに有難い劇場になりました。