2018.11.27
2度目の中国人訪問
佐藤賢太郎

ギリシャに旅行したときのことである。家内は青い海のクルージングの船に乗った。その時ダンスがあって、中国人とペアになった。すると相手は嫌な顔してペアを組まなかった、家内はとても嫌な雰囲気になったと語っていた。 

今回の一回目の中国人の訪問ではとても嬉しいことがあった。時折、私の話に拍手もありました。彼らとは大変いい雰囲気であったと思いますが、添乗員の方もそうであったと言います。何とギリシャの時と同じ上海からの旅行客でありました。 

ところで二度目の中国人の来訪で私が何を話したか、まるで私たちは親善大使でありました。

サルが多く棲むこの過疎地に住みながら、私は豊かな生活をしていること。多くの方はこんなところでは夢が持てない、仕事がないと都会に出てゆき、この地域は人口が激減しています。私は彫刻家であり、里山アート展を開催しています。そして私の夢や健康について、農業をしていること、今年だけで外国人が20人滞在しましたこと、そして日本のマナーを教えていること等を話しました。

皆さんお笑いになるのですが、バラバラな夫婦ですが家内との一致点について話しました。また、日本人は昔中国から学んだ論語などで、礼儀の大切さを外国人にも伝えていますとか、トランプ大統領をどう私は思っているか等々を語りました。誰も眠っている人は見当たりません。真剣なまなざしです。皆さんの顔を見ていると、おばさんやおじさんに思えてなりませんでした。 

ここで皆さんに質問をしました。

その1.この私の話を聞いて、変人だと思いますかと聞いてみると、皆さんはそんな風に全然思えないと答えました。

その2.私は先日、日本のテレビである中国人の若い女性の苦悩を観ました。「皆さん知っていますか?」と聞くと、もちろん知りませんでした。その点は詳しく書きません。

   その3.皆さんからの質問、日本の年金制度? 医療? 子供の教育費?などを聞かれました。一時間の予定が、30分オーバーでした。 

別れ際、ある中国人が私に言いました。「あなたは利口な人ですね」と。私は何でも言っているようですが、言うべきところを考え、心得なければならないと感じました。