2018.07.31
ロンドンからのウーファー
佐藤賢太郎 

日本とイギリスの国籍をもつウーファ-が私の家に来たいというが、何時来るのか尋ねましたが、それに返答がありませんでした。彼は23歳で日本語を話せることしか分かりません。

7月24日、突然「私は今、豊実駅前にいる」と携帯電話で連絡が来ました。私はすぐに駅に行きました。

ともかく我が家に入っていただき、家で話をしている姿を見て、家内は口こそ出しませんが、「何の連絡もなく」と不服そうに怒っています。

彼をどこに泊めるかも決めてなく、和彩館に近いホスト館にしました。仕事始めは、森林整備保険加入のため、私と同行していただきました。私は車の中で、「なぜ日本に来たのか」など家庭の事情まで聴きました。

彼の父親は日本人、母親はイギリス人、二人は日本に住んでいて、彼だけがロンドンに住んでいます。仕事を辞めて日本に来たそうです。 

そしてまた大学に行き、会社に就職するそうです。それは日本とは全く違う社会背景があるようです。多くの経験をすることが価値ある人間ととみなされているようです。日本の新卒重視とはえらい違いです。

林間学校の生徒がいましたので同じ仕事をしていただきました。教育も見て頂く機会でもありました。生徒が帰った後で建築をしていただきました。空き小屋を作っていただく、これも私からのテストです。

材料はすべて私が運んでいます。どの様にするのか見ているとなかなか時間がかかりました。私が考えていた設計が伝わっていませんでした。 

今日で、仕上げる予定です。小屋一つに手間取っているようですが、これで建築家志望の若者が2人目です。ただ生き方が私と似ているということが分かりました。 

世界の若者がどのような方向を目指しているか、一部ながら、理解できます。