2018.06.08
Kassen
佐藤賢太郎

  カナダ生まれのレバノン人、25歳のカセンは素晴らしいウーファーです。私の命じた手伝いはテキパキとする上に、気配りが素晴らしい。何をするにも全身全霊であたります。私はレバノン人の素晴らしさを肌で感じる毎日です。 

彼は体格に似合わず俊敏であります。なぜなら、剣道の修行をしています。その剣道の精神と生活が一体となっているからだと思いました。スポーツのクラブ活動をしていても、そういう方は少ないように思います。彼の素晴らしさを強く感じてしまいます。 

彼が日本に来る願いの一つは、日本で剣道をすることでした。来る前に、阿賀町では難しいと私は申しました。彼の献身的な態度に、私は何かしてあげようと気持ちが高まり、辿り着いたのが三川地区で行っている剣道の練習でした。

夜の7時から9時まで子供たちの指導をしています。そこに私たちは参加しました。私は中学校の部活動で何も知らないで剣道の顧問をした経験がありました。

カセンはとても喜んで、練習に参加させて頂きました。そして、このことによって以前より私への感謝の念が強くなりました。 

「私のプレジデントは賢太郎さんです」と彼は会話の中でよく冗談に言います。プレジデントはともかくとして、返事がすごく良い、瞬時に動く姿から、彼の心境が伝わってまいります。

私は彼と居る時が仕合わせです。私は25歳の若いときより、今が仕合わせという実感があります。