2015.08.03
ウエスリーのウファー2
佐藤賢太郎 

昨年からウファーの受け入れをしています。さまざまな国から我が家に外国人がやってきます。こんな田舎にいて外国の方々と交流することは有意義なことであります。滞在するウファーは自分の国とは違う日本の文化に触れ、楽しみたいという方が多いようです。ウファーの受け入れホストとして、有機農業やそうした価値観を持っている方が登録できます。ウファーは無料で滞在でき、旅行できる楽しみがあり、その分手伝いをする義務があります。 

さて、18歳のウエスリーのことですが、彼に様々なことをしつけています。日本が好きとかいうならば、日本のマナーも知らなければなりません。

1.食事の時、スマホを見ながら食べているのを見て、私はきつく彼に注意しました。日本ではそういうことをしてはならない。作って下さった方に失礼で、感謝して食べることを知らないからそんなことをするのだと説明しました。いつも、メイドがつくってくれる家庭にいるから知らないのかもしれません。アメリカでは、誰も注しない環境にいるからそうするのでしょう。そして、おいしそうに食べることが大切です。まずそうに肘をついて食べている姿を見て、私は直してあげたいところだが、家内は注意しないでという。

2.そして解ったら「うん」というのでなくハイと言いなさい。うんと言うのは幼児語ですと注意しました。

3.わからない時は聞くことです。許可を得るのです、知らないことは恥ずかしいことでありません、知ったふりして動くほうが恥ずかしいと教えます。

4.将来、政治家になりたいなら、気遣いや外国のマナーを知るべきだとも言いました。

彼は我が家に来て少々戸惑いがあり、日本観も変わったかもしれない。日本が世界一安全な国であるには、それなりの理由があります。なぜなのか彼に考えてもらいたい。今、解らなくともやがてわかる時が来るかもしれない。私は彼に嫌われても、この姿勢を崩すわけにはいきません。

6日まで滞在予定であったが「暑くて何もできない、早く帰っていいよ」もいいですというと、即刻同意し部屋の掃除をして今日帰ることにした。彼は学んだことは、食事の時携帯をしないことそして、ハイという返事をすることです。彼は中国人と日本人のマナーが違うといっておりました。そして勉強になったというようなことを言いました。

帰る時刻になって、私は駅まで送りにまいりました。So long と言って見送りましたが、明るい顔であったことが救いであった。