2017.04.13
モニュメントの修復
佐藤賢太郎

 私は数年前、長岡市の有料老人ホームから依頼されて石彫の火炎土器モニュメントを作らせていただいた。そのモニュメントに昨年、車が衝突してモニュメントが傾いたそうです。まず、家内と下見をしました。修復が必要で、その修復準備をして予定を立てた。4月4日、傾いたモニュメントを古田浅吉さんと修復を行った。

 はじめ、5トンラフターにしたら間に合うと言っていたが、私も心配であったが現場監督は当日25トンラフターに替えて頂いた。

作品を引き上げると、作品と台は繋がっていて、そのまま上がってきたのである。予想とは全然違って、一番底のコンクリート台そのものが傾いていたのでした。しかも、水が湧くような地盤になっていて、底は田んぼのような状態でした。これでは、車がぶつかれば傾くはずです。

 そこで現場監督が左官屋さんをよんで、底面を固めることから始まり、周りは全てコンクリートで埋めることになりました。私が見栄えを良くするために、あらかじめ石でサークルをしておこうとしていたことがとっても役に立ちました。予定とは全然違っていて、全面修正することになりました。

完成した作品は以前より40センチ高くなり、作品がひきたつようになりました。