2016.01.18
ひとりごと
佐藤賢太郎

 言葉の力

三百六十五歩のマーチの作詞家、星野哲郎さんの言葉、「一日を一生と思え、この一瞬は二度と戻らないのだから懸命にやれ。時代がどのようになっても、古びることも変わることもない気持ちがある。それが人を思いやり、生きることを励ます心だ」が印象に残りました。

星野さんは結核を患い、闘病生活を余儀なくされた方です。それを励ましてくれたのが、のちに夫人になった方でした。

  作品の創作

今年7月に日本橋高島屋で個展の予定です。これで最後なのかと思いながら臨みます。既に完成している作品はありますが、何を作るかが私の課題であります。ところで私は、冬になるといつも歩いて仕事場に行く。作品のアイディアは、そこで生まれます。

その① 「生命」 いただいた種がある。その大豆に水をくれると芽を出した。大豆が変化していく写真はホームページに掲載されています。その

過程を作品としてつくります。今、石を磨いているところです。

 私はこの若葉を食べます。ある人によると、この若葉はスーパーで売っているものより5倍の栄養があるそうです。

その② 「犬の足跡」 犬を連れてアトリエに行くのですが、雪に残した犬の足跡を作品にしようかと思った。たった足跡だけの作品です。

その③ 「縄文の石臼」 を制作しました。売れなかったら、我が家で、そしてここに集まる人と使いたいと思います。

その④ 「つばめの卵」 数年前から、つばめとその巣をつくろうと温めていました。しかし作れませんでした。そのままにしていたらところ、この冬、ギリシャから持ち帰った白い大理石が目にとまり、さっそく巣と卵を作りました。ギリシャに行った方は同じ原石をもっていると思います。

その⑤「足るを知る」 テーブルですが、重いので、それをどのようにデパートに運ぶかが課題です。

  さて、次はどんなイメージが浮かぶだろう。